KGIとは? Key Goal Indicator「重要目標達成指標」についてわかりやすく簡単に解説
KGIとは
KGIとは、Key Goal Indicatorの略称であり、日本語では「重要目標達成指標」を意味します。経営やビジネスにおいて、最終的な目標を達成するために定められる指標です。
たとえば、以下のような指標がKGIとして設定されます。
- 売上高
企業の収益性を示す代表的な数値 - 利益率
事業の収益構造を可視化し、健全性を把握 - 顧客満足度
顧客の評価を定量的に捉えることでサービス改善に活用 - 市場シェア
業界内での競争力や認知度の指標となる - 従業員満足度
組織内の働きがいや定着率を反映する重要指標
このようにKGIをバランスよく設定・運用することで、企業や組織としての持続可能性や総合的な成長が期待できます。売上や利益といった財務指標だけでなく、顧客や従業員といったステークホルダー全体に目を向けたKGI設定が、長期的なブランド力の向上につながります。
KGI設定時に重要なSMART原則
KGIを効果的に設定するためには、「SMART原則」の活用が有効です。SMARTとは以下の5つの要素を指します。
- Specific(具体的)
曖昧な表現を避け、明確な内容とすること - Measurable(測定可能な)
数値や定量的な基準で評価できるようにすること - Achievable(達成可能な)
現実的かつ実行可能な範囲に設定すること - Relevant(関連性のある)
組織の戦略や方針と整合性のある内容にすること - Time-bound(期限付き)
目標達成の期限を明示すること
このような基準を満たすことで、KGIは現場でも活用しやすく、実行可能なものとなります。特に、感覚や印象ではなく、データに基づいた数値目標を設定することが、KGI活用の第一歩です。
ERPとKGIの関係性
KGIと密接に関係するのが、ERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務システム)です。ERPは、企業の会計・人事・生産・物流・販売などの各業務を統合的に管理するためのシステムであり、KGIの達成に向けた基盤として重要な役割を果たします。
ERPとKGIの関係は以下のとおりです。
- 業務の一元化によるKGI達成の加速
業務データを統合管理することで、KGIに直結するプロセスの効率化が実現 - リアルタイムでの進捗把握
ダッシュボードや分析機能により、KGIの達成状況を随時確認可能 - 迅速な意思決定の支援
データに基づく判断が可能となり、戦略の柔軟な修正が行いやすくなる
このように、ERPはKGIの達成状況を可視化し、企業の戦略遂行を支援します。ERPを効果的に活用することで、KGIを単なる数値目標として終わらせず、実行可能な行動計画と結び付けることが可能になります。
まとめ
KGI(Key Goal Indicator)は、企業が目指す最終目標を定量的に示す重要な指標です。売上や利益といった財務的なものから、顧客満足度や従業員満足度のような非財務的指標まで、KGIを戦略的に設定することで、企業の持続的成長が実現可能となります。
また、ERPの導入により、KGIに関するあらゆる情報が一元管理され、進捗の把握や業務の最適化が図られます。IoTやDXの進展とも関連しながら、KGIとERPは、現代の経営戦略を支える不可欠な要素となっているのです。
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まとめ
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