【CarbonSuite対談・後編】3週間で導入可能!NetSuiteで始めるCO₂排出量の自動可視化とは?

─ Shearwater Japan × CarbonSuite CEO 対談(後編)─

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▶前編はこちら:トップが語る!NetSuite × CarbonSuiteが実現する脱炭素経営の3つの革新

脱炭素社会の実現に向け、企業には環境負荷の「見える化」と「報告」が求められるようになっています。
とはいえ、多くの企業にとって、「どこから始めればよいのか」「どのようにデータを集め、排出量を計算すればいいのか」は大きなハードルです。

こうした中、注目を集めているのが CarbonSuite(カーボンスイート) というソリューションです。
本記事では、Shearwater Japan CEOのバソ・バティストと、CarbonSuite CEOのマット・ホールデン氏の対談をもとに、
CarbonSuiteの仕組みと導入メリットをわかりやすくご紹介します。


財務データから環境負荷を「自動で見える化」

CarbonSuiteは、ERPシステム「NetSuite」と連携し、請求書・仕訳帳・経費レポートなどの財務データをもとに、
CO₂排出量を自動で算出するプラットフォームです。
新たな専用データの収集は不要で、すでに手元にある帳票情報を活用し、環境負荷の可視化が可能になります。

▲Carbonsuiteで実現できるソリューションの全体像。
企業カーボン会計、サステナビリティ開示、バリューチェーンや製品のカーボン会計など多岐にわたる。

たとえば、以下のようなプロセスで排出量を算出します:

  • PDF請求書からAIが電力使用量などを読み取り
  • 地域ごとの「排出係数(エミッションファクター)」と照合
  • 自動的にCO₂排出量を計算し、「カーボン台帳」に記録

この一連の流れがNetSuite上でリアルタイムに行われ、企業の環境情報を正確かつ継続的に把握できます。


地域ごとの排出係数に対応し、グローバル対応も万全

CO₂排出量の正確な算出には、「1kWhあたり何kgのCO₂が排出されるか」という排出係数の適用が欠かせません。
CarbonSuiteでは、日本・カナダ・オーストラリア・タイ・メキシコなど
各国の政府・公的機関が定める最新の排出係数をデータベース化しており、
NetSuite上のロケーション情報と自動で照合します。

そのため、世界中の拠点ごとに精度の高い排出量の算出が可能
多拠点展開企業にとって、グローバルなサステナビリティ対応を一元化する強力な武器になります。

現在CarbonSuiteは、NetSuiteの公式認証を受けた「SuiteApp」として、
グローバルで導入が進んでおり、年2回のアップデートにも対応。
追加のシステムを導入せずにESG対応をスタートできる点が高く評価されています。


「カーボン台帳」で環境情報を財務データと並列管理

CarbonSuiteのもう一つの特徴は、トランザクション単位で環境情報を記録する「カーボン台帳(Carbon Ledger)」の仕組みです。
これは財務台帳と並列に機能し、財務仕訳が入力されるたびに、対応する環境データも自動で記録・更新されます。

▲Carbonsuiteのダッシュボード画面
  • NetSuite内の操作に連動し、データがリアルタイムで反映
  • 排出量のトラッキングやレポート作成が容易
  • サステナビリティレポートやESG監査にも対応可能

環境情報と財務情報を同じシステム上で統合的に管理できるため、企業の持続可能性管理が飛躍的に効率化されます。


導入はスピーディ。NetSuiteユーザーなら最短3週間で本稼働

CarbonSuiteは、NetSuiteの「SuiteApp」として提供されており、アプリのインストールと初期設定だけで導入が可能です。
すでにNetSuiteを運用している企業であれば、最短3週間〜1か月程度で導入を完了できます。

また、NetSuite導入と同時にCarbonSuiteの構築を進めることも可能で、実際に並行導入で短期間の立ち上げに成功している事例もあります。


導入から削減まで、ワンストップで支援

CarbonSuiteは単なる「ツール提供」にとどまりません。
Shearwater Japanをはじめとするパートナー企業と連携し、以下のような包括的な支援を提供します。

  • 導入設計と技術サポート
  • 開示・報告に向けた戦略立案支援
  • 排出削減アクション(カーボンクレジット、施設改善など)の提案
  • ESG監査対応や社内研修

サステナビリティ対応を「仕組み化」し、企業の実行力を支える体制が整っています。


CarbonSuiteは「報告のためのツール」ではない

CarbonSuiteの本質は、脱炭素経営を財務と一体で実現する点にあります。
請求書データが登録されれば、その背後にあるCO₂排出も同時に記録される──
つまり、「見える化」「報告」「削減」のサイクルが、日常業務の延長で自然に回り始めるのです。

CarbonSuite CEOのマット・ホールデン氏はこう語ります:

今後数年から10年以内には、財務レポートとサステナビリティレポートの違いがなくなるでしょう。
一つの「ビジネスの影響レポート」として統合され、両方の情報が開示されるのが当たり前になります。
これはもう後戻りできない流れです。


サステナビリティ経営の第一歩は、既存データの活用から

脱炭素経営は、必ずしも新しいチームや大規模な仕組みを必要としません。
CarbonSuiteを使えば、すでにある請求書や会計データを活用するだけで、
サステナビリティ対応が自然と日常業務に組み込まれていきます。

環境情報開示が義務となりつつある今、確実かつ効率的に「はじめの一歩」を踏み出すための強力なパートナー──
それがCarbonSuiteです。


導入をご検討の方へ

CarbonSuiteの導入は、Shearwater Japanにてご支援が可能です。
すでにNetSuiteをお使いの企業様であれば、他社が構築した環境でも対応可能です。
また、海外拠点を含むグローバルなNetSuite運用環境でも、排出量の算出や管理が一元化できるよう、国・地域別の排出係数やロケーション設定に基づいた導入支援を行っています。

CarbonSuiteを活用し、脱炭素経営への一歩を踏み出しませんか?
ご関心のある方は、ぜひShearwater Japanまでお気軽にお問い合わせください。

▶Carbonsuite:製品案内

▶ 対談動画全編はこちらから(YouTube):
【Shearwater Japan × CarbonSuite CEO対談】


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Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

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<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

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