ERP連携の今と未来。iPaaSツール「Celigo」で実現する“つながる業務”の現場力【社員インタビュー】
エンジニア視点で語る「Celigo」の魅力とは
複数のSaaSが共存する今、業務はどれだけ“自動でつながっているか”が競争力の鍵になる──。
Shearwater Japanでは、iPaaS(Integration Platform as a Service)ツール「Celigo」の活用をさらに広めるべく、社員が研鑽を積んでいます。
今回は、日本で初めて「Celigo Liftoff研修」を受講したNetSuite事業部・K.Kさんに、実際に使ってみた感想や、連携設計のコツ、これからのエンジニア像について話を伺いました。
(インタビュー:2025年5月)
目次
Celigo(セリゴ)とは
Celigoとは、iPaaS(アイパース)と呼ばれるクラウドベースの統合プラットフォームサービスであり、 クラウドソリューション、 オンラインサービス、CRM、SFA、MA、もしくはオンプレミスの自社システムなどを様々なシステムやアプリケーションを統合し、連携させ、自動化できる部分を増やして、効率化及び最適化に特化したシステムです。
Celigoを導入することで、異なるシステムやアプリケーション間の接続が柔軟にできるようになり、スムーズな連携とデータの一元管理、リアルタイムなデータの共有、そしてさらなる高密度の自動化が実現できるようになります。
2025年版Gartner® Magic Quadrant™で2年連続「Visionary」に選出され、その将来性と技術的革新性を高く評価されています。
社員プロフィール K.Kさん(NetSuite事業部 開発チーム)

フロントエンドエンジニアとしてキャリアをスタートし、現在はShearwater JapanにてERPエンジニアとしてNetSuiteのカスタマイズや業務システム開発に従事。顧客との要件定義から、SuiteScript・Workflowを用いた開発、自動化・帳票設計まで幅広く担当。Celigoについても日本国内で初めて「Celigo Liftoff」研修を受講したメンバーの一人として、今後の連携プロジェクトへの実践的な活用に向け、スキルの研鑽を続けている。
K.K.さんインタビュー
── 本日はよろしくお願いします。最初に、現在担当されている業務内容について教えてください。
K.K:
現在はERPエンジニアとして、NetSuiteのカスタマイズ業務を担当しています。
SuiteScriptやWorkflowを使った機能開発や、帳票設計、業務自動化の仕組みづくりなどが主な業務です。
お客様との要件定義にも関わっていて、業務プロセスを理解しながら開発を進めることを意識しています。
── Celigoを学び始めたきっかけは何だったのでしょうか?
K.K:
実はShearwaterに入社するまで、Celigoの存在自体を知りませんでした。
入社後に、Celigoが行っている研修プログラム「Celigo Liftoff」に参加する機会をいただき、そこから本格的に学び始めました。
全編英語のプログラムだったので少し大変でしたが、動画と実践課題が充実していて、iPaaSの基本を体系的に学べました。
実はこの研修、日本で初めての受講者のひとりでもあるんです。

── 英語研修でのチャレンジを経て、Celigoをどのように捉えるようになりましたか?
K.K:
研修を通じて、Celigoが持つ可能性にすごくワクワクしました。
ノーコードでありながら、API連携の基本やデータフローの設計が直感的に行える点は大きな魅力です。
GUIベースで設定やマッピングができるので、IT部門以外の方とも連携しやすいですし、
長い目で見た際にも運用・保守のしやすさにつながると感じました。
── 実際に触ってみて、特に便利だと感じた機能はありますか?
K.K:
はい、特に印象的だったのは「Lookup機能」と「Data Loader機能」です。
Lookupは、他のオブジェクトから必要なデータを取得してマッピングに使える仕組みで、
たとえばNetSuiteで通貨情報や取引先IDを参照して、他のアプリに連携するような処理が簡単に組めます。
NetSuite上にある情報と他のアプリで使用している情報を紐づけて、活用できるイメージですね。
Data Loaderは、大量のデータを一括で読み込んだりアップロードできるので、
新規導入やテスト時にとても重宝しそうです。
ノーコードでもここまでできるのか、と驚かされましたね。

── 他のiPaaSと比べて、Celigoの強みはどこにあると感じますか?
K.K:
NetSuiteとの親和性の高さが大きな特徴だと思います。
標準コネクタが豊富に揃っていて、NetSuiteの構造を前提とした設計になっているため、
連携構築にかかる工数が大きく減ります。
プログラミングで作ると非常に時間のかかる部分も、Celigoなら直感的に設定できるので、
開発効率も信頼性も高まる印象があります。
── Celigoはどんな企業・業種に向いていると思いますか?
K.K:
複数のSaaSをバラバラに使っている会社には特に向いていると思います。
販売管理・会計・在庫などがシステムで分かれていて、データの手入力や転記が多い場合、
Celigoを使えばそれらを自動化して業務を一気に効率化できます。
── 具体的な業種のイメージはありますか?
K.K:
EC業界がまず思い浮かびますね。
たとえばShopifyで受けた注文を自動でNetSuiteに連携し、
在庫や請求データもリアルタイムで更新されるようにできます。
日々の繰り返し作業を自動化することで、現場の負担が大きく減ると思います。

── もしご自身が導入を決める立場だったら、どんな点を評価しますか?
K.K:
UIの使いやすさ、日本語サポートの有無、対応するサービスの種類ですね。
ノーコードで設定できると、現場でも扱いやすくなりますし、トラブル時に日本語で相談できる安心感は必要ですよね。
また、ShopifyやSalesforceなど、よく使われるサービスとの連携がすぐにできるかどうかも重要な評価ポイントです。
今回、自分が研修を受けたことで、日本語で導入をサポートできる存在になっていけたらと思っています。
── 今後、Celigoを使ってどんな提案をしていきたいと考えていますか?
K.K:
業務部門とIT部門の橋渡しをする存在として、どちらの視点も大事にした提案がしたいです。
現場で感じている「もっと楽にしたい」「時間がかかる」という声を拾いながら、
Celigoを使ってシンプルで属人化しない仕組みを構築していきたいと思っています。
── 最後に、エンジニアとして「システム連携や自動化の未来」について感じていることがあれば教えてください。
K.K:
これからは、「コードを書ける力」よりも「何をつなげるべきかを設計できる力」がより重要になると思います。
Celigoのようなノーコードツールが進化している今、エンジニアには、現場の課題を理解し、
最適な連携を設計する力が求められていると実感しています。
そこに自分の価値を見出していきたいですね。
「コードを書く」から「価値をつなぐ」時代へ。
Celigoがもたらすのは、エンジニアの役割変化と、現場の“ひと手間”からの解放でした。
ノーコードだからこそ、人にしかできない設計や対話に集中できる──そんな未来を、Shearwaterの現場ではすでに走り始めています。
最後に:日本国内での導入はShearwaterにお任せください!
2年連続のVisionary評価は、CeligoがただのiPaaSベンダーではなく、未来を見据えた“業務統合の戦略的パートナー”であることを示しています。
Shearwater Japanは、Celigoの日本国内における導入支援パートナーとして、
NetSuiteやShopifyなどの主要クラウドサービスとの連携支援を多数提供してきました。
英語のドキュメントに不安がある方や、自社業務にフィットする設計をしたい企業様にも、日本語でのサポート体制を完備。
複雑化する業務プロセスの統合、自動化、効率化を、国内外の豊富な導入実績をもとにサポートします。
Celigoを活用し、「一歩先のDX企業」へ。
業務のつながりを見直したい、成長に向けてシステム基盤を強化したいとお考えの企業様は、ぜひShearwaterにご相談ください。
Shearwater Japanのご紹介

Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。
クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。
また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!
<参考情報
>
1. NetsSuite導入インタビュー
2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説
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