【後編|社員インタビュー】NetSuiteコンサルタントインタビュー|SWJで学んだ「自由×チームワーク」の両立

チームの中で磨かれる、自律と信頼のスキル

Shearwater Japan(SWJ)のNetSuiteコンサルタントとして7年間活躍するA.Yさんに、
チームで働く魅力やリーダーとして感じるやりがいについて聞きました。
現場のリアルな声から見えるのは、「自由」と「責任」を両立するプロフェッショナル集団の姿です。

記事前編では、Oracle NetSuiteの魅力や、導入に際して大切にしているプロセスについて語っていただきました。こちらもぜひご覧ください!
▶前編を読む



社員プロフィール A.Yさん
(NetSuite事業部デリバリーチーム)

独立系SIerにてプログラマーとしてキャリアをスタート。製造業や金融業など多様な業界で、メインフレーム関連の開発・保守に従事する。出向先では大手製紙メーカーや鉄道会社、年金機構などの大規模案件を経験。要件の一部分のみを担当する業務を通じ、システム全体の流れを理解したいという思いが芽生える。
その後、より上流から関われる環境を求めてShearwater Japanへ入社。現在はNetSuiteの導入支援を中心に、要件定義から設計・テスト・保守まで一貫して担当している。お客様の要望を的確に整理し、開発メンバーと連携して形にしていく“橋渡し役”として活躍中。


チームから学んだこと――
肩書きに縛られない、協力し合うチーム文化

──チームメンバーから刺激を受けたことはありますか?

A.Y:
NetSuiteチームに入ってからもう7年になりますが、最初は確か10名ほどの小さなチームで、
2~3人で1つのプロジェクトを担当するような体制でした。
プロジェクト期間は半年くらいで、エンジニアはコードを書く作業も含めて何でも対応する必要がありました。
今ではチームも倍以上に拡大し、プロジェクトの規模も大きく、役割も自然に分かれるようになりました。
そのおかげで、みんなが専門性を発揮できる体制になっています。

チームから学んだ一番大きなことは、「手段にこだわりすぎないこと」です。
以前関わっていた企業では、資料の見た目や手順にこだわりすぎて、本来の目的が薄れてしまうことがありました。

──銀行や公的機関に出向されることも多かったのですよね。

A.Y:
そうですね、いわゆる「お堅い企業」が多かったので…手段が目的化している、と感じることも多かったです。
でも、SWJでは「何を伝えたいか」「どう動いてほしいか」が優先されます。
資料の見た目が完璧じゃなくても、伝わることが一番大切なんです。
手順に縛られすぎず、状況に応じて柔軟に判断する――この考え方は、自分にとってとても刺激になりました。

──プロジェクトでの役割分担や連携では、どのような工夫をしていますか?

A.Y:
プロジェクトが大きくなると、役割分担は自然に進んでいきます。
でも、肩書きや担当範囲に固執せず、「できる人ができる作業をやる」雰囲気を作ることを意識しています。
たとえば、スケジュール上は私が要件定義担当になっていても、具体的な作業や資料作成は他のメンバーと協力して進めることがあります。
お客さんとの折衝や社内への情報共有など、臨機応変に役割を変えられることが強みですね。

──リモートワークを活用している社員が多いので、文字でのコミュニケーションの場面が多いと思います。何か工夫していることはありますか?

A.Y:
コミュニケーション面では、チャットやミーティングアプリ、共同編集できるメモなどをフル活用していますね。
リモートワークでは、誰が何をしているかは聞きに行かないと分からないというデメリットがあると思っています。
オフィス勤務なら周囲の声や雰囲気から察することもできますが、リモートでは細かな情報共有が命です。
だからこそ、顔が見えない分、こまめに伝えることを意識しています。

▶SWJでは、Google Workspaceを基本として日々の社内コミュニケーションが行われている

──課題に直面したとき、どのように乗り越えていますか?

A.Y:
基本は「まず誰かに相談すること」です。一人で抱え込む感覚はありません。
誰かに聞けば答えが分かりますし、話していくうちに状況が見えてくるんです。
自分の中で悩みすぎず、とりあえず話す――これがチームとしても個人としても課題を乗り越えるコツですね。


自由だからこそ求められる自己管理と情報共有

──Yさんから見て、社長のバソさんってどういう人ですか?

A.Y:
バソさんは、とにかく陽気でタフな方です。自由な発想やチャレンジを歓迎してくれるので、安心して意見を出せます。
スケジュールは分刻みで動かれていますが、それもリーダーとしてチームをしっかり見ている証拠。
必要なときにはサポートしてくれる一方で、自分で考え、動くことも大切にしている方です。

──入社前のイメージと、入社後のギャップはありましたか?

A.Y:
リモート中心の働き方は、想像以上に自由でした。自分のペースで動ける反面、自由だからこそ自己管理や情報共有がとても重要だと感じます。
例えば、進行中のタスクや対応内容を止まらずにチームに伝える意識や、
「ここまでやったら終わり」といったケジメを自分で作ることが求められます。
リモートだと隣で声をかけてもらうことができない分、自分から発信することが信頼関係にも直結するんです。

▶SWJのオフィスは東京と大阪にあり、近隣メンバーは日によってリモートと出社を使い分けていることも多い。
Yさんのインタビュー実施時は、じっくりビデオ会議で話ができるようにと自宅からの参加。

──なるほど、自由だからこそ自律が必要ということですね。

A.Y:
はい。逆に言うと、誰かにすぐ相談できる環境が整っているので、孤独に悩むことはありません。
困ったときは遠慮せず相談する、気軽に情報共有する、そんな文化がチームに根付いているのが助かりますね。


新しいメンバーへのメッセージ

──新しく入ってくるメンバーには、どんなことを伝えたいですか?

A.Y:
「分からないことは一人で抱え込まず、早めに聞くこと」が一番です。
プロジェクト内では助け合う文化があり、上下関係も厳しくありません。誰かに聞けば答えてもらえる安心感がありますので、遠慮なく飛び込んできてほしいですね。
逆に言うと、その勇気が持てない方には、環境が合わないかもしれません。

──確かに、察してほしいと思っても、リモートワークだと限界がありますもんね。一方、今のSWJに足りないものは何で、どんな人に来てほしいですか?

組織としてまだ成長途上なので、自分で新しい仕組みややり方を作れる人に来てほしいです。
SWJは裁量が大きく、役割や領域にとらわれずに挑戦できる自由度があります。
だからこそ、自分の経験を活かしてチームや業務の仕組みを整えたい方には、とても面白い環境だと思います。
特に、5~10名規模のチームでのマネジメント経験がある方や、これからマネジメントを学びたい方には、
大きな挑戦と成長の機会があると思います。自分自身も日々模索中です。


SWJの魅力は「多様でフラットな環境」


──最後に、SWJの魅力を一言で教えてください!

A.Y:
従業員のバックグラウンドが多様で、フラットな組織です。
自由度と裁量が大きく、自分らしく働きながら成長できる環境だと思います。


自由で多様な働き方を支えるのは、互いを尊重し、支え合う文化。

A.Yさんの言葉からは、SWJが単なる「リモートワークの会社」ではなく、チームの力で挑戦を楽しむ集団であることが伝わってきました。

自分の経験を活かして新しい仕組みを作りたい方にとって、SWJはきっと最良の舞台になるはずです。

▶Shearwater Japan 採用情報


Oracle NetSuiteの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

1分30秒でわかる「NetSuite」

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

【前編|社員インタビュー】NetSuite導入を成功に導く“全体最適型”のチームとは? – コンサルタントが語る現場のリアル

成長するNetSuiteチームの軌跡と、導入成功の秘訣

成長を続けるShearwater JapanのNetSuiteチーム。
10名ほどだったチームは、ここ数年で倍以上に拡大し、扱うプロジェクトの規模や領域も広がりを見せています。
その中で中心的な役割を担っているのが、コンサルタントのA.Yさん。
導入支援から保守運用、海外拠点プロジェクトまで幅広く手がけ、多国籍メンバーと協働しながらチームの成長を牽引しています。
インタビュー前編では、チームの成長や多国籍メンバーとの協働、そしてYさんが「建売住宅」と例えるNetSuite導入成功のポイントなどのお話を伺いました。



社員プロフィール A.Yさん
(NetSuite事業部デリバリーチーム)

独立系SIerにてプログラマーとしてキャリアをスタート。製造業や金融業など多様な業界で、メインフレーム関連の開発・保守に従事する。出向先では大手製紙メーカーや鉄道会社、年金機構などの大規模案件を経験。要件の一部分のみを担当する業務を通じ、システム全体の流れを理解したいという思いが芽生える。
その後、より上流から関われる環境を求めてShearwater Japanへ入社。現在はNetSuiteの導入支援を中心に、要件定義から設計・テスト・保守まで一貫して担当している。お客様の要望を的確に整理し、開発メンバーと連携して形にしていく“橋渡し役”として活躍中。


部分から全体へ――プログラマー時代に芽生えた
「俯瞰して関わりたい」という想い

──まずはこれまでのご経歴を教えていただけますか?

A.Y:
はい。2015年に大学の経済学部を卒業しました。
周りの友人は営業職に就く人が多かったのですが、私は独立系のSIerに入社して、プログラマーとしてキャリアをスタートしました。

──文系からエンジニアの道に進まれたんですね。最初はやはり大変でしたか?

A.Y:
そうですね。入社後の研修でC言語を学んだのですが、正直、最初はかなり苦戦しました。
社会人になって最初の挫折でしたね。研修後はCOBOLをメインとして業務を行っていました。

──COBOLというと、メインフレームの世界ですよね。どんな業務をされていたのですか?

A.Y:
2015年から2018年までの3年間、製造業や金融業などさまざまなクライアント先に出向して、
メインフレーム関連の開発や保守業務に携わりました。
具体的には、製紙メーカー、金融機関、鉄道会社などの現場です。半年から1年ごとにプロジェクト単位で動き、
「切り取られた一部分」を完成させることが多かったですね。

──なるほど。大きなシステムの一部を担う役割が中心だったんですね。

A.Y:
はい。もちろん大切な仕事ではあったのですが、保守や部分的な開発が多くて、どうしても全体像が見えづらかったんです。
「システムの最初から最後まで全部に関わる仕事をしてみたい」という気持ちが、少しずつ強くなっていきました。

──エンジニアとしての成長の方向性を考えるきっかけになったのですね。

A.Y:
そうですね。当時の経験があったからこそ、「もっと俯瞰的に関われる仕事がしたい」と思えたのだと思います。


“一気通貫で関われる”環境を求めて
――Shearwater Japanとの出会い

──では、Shearwater Japanに入社された経緯を教えていただけますか?

A.Y:
転職活動中に、たまたま転職サイトでShearwaterの求人を見つけたんです。
募集職種はERP導入コンサルタントで、「要件定義から保守まで一気通貫で携われる」と書かれていました。
まさに自分が求めていたキャリアの形にぴったり合致していて、すぐに興味を持ちました。

──「一気通貫で携われる」という点に惹かれたのですね。

A.Y:
はい。前職では部分的な開発や保守が中心だったので、プロジェクト全体に関わるチャンスを得られる環境は大きな魅力でした。

──実際の面接はどんな雰囲気だったのでしょう?

A.Y:
最初はPMメンバーとの面接で、しっかりと業務内容を確認しました。
その後に登場したのが、社長のバソさんだったのですが……なんと半袖短パン姿で、ふらっと入ってきたんです(笑)。

──えっ、面接に半袖短パンですか!?

A.Y:
そうなんです。正直、最初は驚きました。
でも話してみるとすごくフラットで、上下関係にとらわれないオープンな社風がそのまま表れているように感じました。
形式ばった面接ではなく、自然体で話せたのも印象的でしたね。

──その出来事が入社の決め手にもつながったのでしょうか?

A.Y:
もちろん他にも理由はあります。大きかったのは「一気通貫で関われること」に加えて、多国籍な環境で働ける点です。
プロジェクトやメンバーに多様性があり、いろんな文化や価値観に触れながら仕事ができるのは、自分にとって刺激的でした。

また、働く場所や時間が柔軟で、自分次第で調整できることも大きな魅力でした。
当時はコロナ禍前ですが、リモートワークも自然に受け入れられていて、「ここなら自分らしく働ける」と感じました。

*2025年現在も、社員は在宅/出社を柔軟に選ぶことができる。

お客様と開発チームをつなぐ橋渡し役として。
NetSuite導入を支える仕事

──入社してからの業務はどのように変わってきましたか?

 A.Y:
最初はNetSuite自体を学ぶところからスタートしました。
入社当初は、既存の仕組みに手を加えるような仕事が中心で、「ここをこう直す」という部分的な対応が多かったですね。

──なるほど。そこから、徐々に全体を作る仕事へ移っていったわけですね。

A.Y:
はい。今では、要件定義から保守フェーズまで、幅広く関わるようになりました。
要件定義ではお客様の課題を整理して、資料に落とし込むコンサル的な仕事もしますし、設計やテストの実施まで担当することもあります。
お客様と直接話して要望をまとめる作業は、自分の性格にも合っていてやりがいを感じています。

──では、開発やコーディングは他の方に任せることもあるんですね。

 A.Y:
そうですね。社内には優秀な開発メンバーが揃っているので、コーディングが必要な部分は全力でお任せしています。
私はそれ以外の部分、つまりお客様との橋渡しやプロジェクト全体の流れを作るところに集中できるので、とても効率よく動けています。


成長を続けるNetSuiteチームで、
多国籍メンバーと挑む大型プロジェクト


──入社されてからの7年間で、NetSuiteチームはどのように変わってきましたか?

A.Y:
最初は多分10名くらいで、2〜3人で1プロジェクトを回していました。
今に比べると規模も小さく、半年くらいで本稼働を迎えるプロジェクトが多かったですね。
当時は一部のコードを書く作業も含めて対応していた感じです。

──今はデリバリーチームだけで倍以上の人数になりましたね。

A.Y:
そうですね、チームの規模が徐々に大きくなり、同時にプロジェクトの規模も大きくなってきました。
できることの幅も広がって、今では役割が自然に分かれて、より専門性を発揮できる体制になっています。
現在アサインしているプロジェクトは、協力会社のメンバーも含めて15名ほどが関わっている大きなプロジェクトです。

──Yさんご自身は、チームの中でどんな役割を担っているんですか?

A.Y:
お客様との折衝や、要望を資料に落とし込む作業が多いですね。
例えば大枠のスケジュールがあって、「要件定義」と書かれていたとして、具体的に何をやるのかを社内のいろんな人に確認して進めます。
言わば“通訳”的な立ち位置で、お客様の言葉を開発メンバーに伝えたり、その逆もやったりしています。

──前職での、プログラマーとしてのキャリアが役立っていそうです。

A.Y:
そうですね、前職でコードを書いた経験があるおかげで、開発メンバーの気持ちや作業の流れが分かるんです。
だから、通訳みたいな役割もスムーズにできていますし、チーム全体の連携もやりやすいですね。

──現在のプロジェクトでの、チームメンバーの印象はいかがですか?

A.Y:
プロジェクト内にはいくつかチームがありますが、私は販売部門チームのリーダーを担当しています。
ただ、実際にはメンバーに助けてもらうことが多く、とても心強いですね。
特にCさんは、私がざっくり組み立てた内容を細かくブラッシュアップしてくれるので、とても頼りになります。
国籍やバックグラウンドが異なるメンバーもいますが、日本語でしっかりコミュニケーションを取ってくれるので、
特に壁を感じることなくスムーズに連携できています。


NetSuiteの魅力は“建売住宅”に似ている?
コンサルタントが語る導入成功の秘訣

──Yさんが思う、NetSuiteの魅力はどんなところでしょうか?

A.Y:
やはり高いカスタマイズ性ですね。ノーコードでもある程度の処理自動化が実装できますし、
スクラッチ開発と違って「最初から動く仕組み」がある点はとても大きいと思います。
お客様にも、環境を整えた段階から実際に触れてイメージを持っていただけるのは大きなメリットです。

──すぐに動くものを見ながら検討できる、というのは確かに安心感がありますね。

A.Y:
そうですね。例えるなら「建売住宅」に近いと思います。
図面を見ながら一からつくりたい方にはあまり向かないかもしれませんが、導入の初期段階から実際の画面を見ながら検討できるので、
完成後のイメージを持ちやすいという安心感があります。

──ただ、実際にはお客様によって温度感に差もありそうです。

A.Y:
その通りです。積極的に触ってくださる方もいれば、なかなか触れずに構えてしまう方もいらっしゃいます。
だからこそ、私たちが働きかけて「まずは触ってもらう」ことが大事なんです。
カスタマイズの可能性や実際の操作感を見てもらいながら、言葉一つひとつを丁寧に伝えるように心がけています。
例えば「セールスオーダー」という言葉も、お客様によっては「注文書」「発注書」「受注」とさまざまな言い方をされます。
最初の段階で共通の認識を持つことがとても大切ですね。

──NetSuite導入のご支援において、特にこだわっていることはありますか?

A.Y:
一番は、実際にデータ入力を担当される現場の方々の「理解と納得感」です。
本番稼働の直前や直後に「使いにくい」「使えない」と言われてしまうと、作り直す方が時間も労力も大きくなってしまいますから。
だからこそ、導入の初期段階から現場の方々にも参加していただき、実際に目で見て触れて理解していただくことを大切にしています。
私たちが一方的に“お客様に仕える”という関係ではなく、共同作業者として一緒に作り上げていく。それが理想だと思っています。


SWJが選ばれる理由
― グローバル対応力とお客様に寄り添う姿勢

──他社と比べたときに、SWJの導入支援の“違い”や“強み”はどこだと思いますか?

 そうですね、一番大きいのは 人材と拠点が多国籍 であることです。
日本本社だけでなく、海外拠点も含めてNetSuiteを展開したい、というニーズに応えられるのは私たちの強みだと思います。
実際に、あるお客様では日本から導入をスタートし、その後スムーズに海外拠点へもNetSuiteを展開することができました。

──導入支援のなかで、お客様から印象的な反応をいただいたことはありますか?

「保存検索」をお見せしたときの反応は印象的ですね。
従来のスクラッチシステムだと、SQLを使ったり情報システム部門に依頼したりして、
見積を取ってからやっとデータを抽出できるケースが多いんです。
でもNetSuiteでは、日本語ベースでコードを書かずに自分たちで検索を作れる。
実際にお客様の前で検索結果を更新して見せると、「えっ、こんなに簡単に?」と驚かれることが多いです。

──最後に、「こんなお客様にこそNetSuiteを届けたい」という理想像があれば教えてください。

はい。既存のシステムや業務フローに固執せず、やり方を変えて新しいステージに進もうとしている企業ですね。
NetSuiteは柔軟に変化できるシステムなので、そうした企業にこそフィットすると感じています。


NetSuite導入の成功は「全体最適」の伴走者選びから

今回のインタビュー【前編】では、NetSuiteチームの中心メンバーであるA.Yさんに、NetSuite導入を成功に導く「全体最適型」のチーム体制と、お客様への向き合い方について伺いました。

前職のプログラマー経験から「システムの最初から最後まで一気通貫で関わりたい」という強い想いを持つに至ったA.Yさん。
その歩みは、部分的な対応に留まらず、要件定義から保守までプロジェクト全体を俯瞰し、お客様と開発チームの「通訳」として橋渡し役を担う現在の役割に繋がっています。

NetSuite導入を成功に導く、SWJの二つの強み

  1. SaaSの強みを最大化する伴走支援
    YさんがNetSuiteを「建売住宅」に例えたように、SaaSの「最初から動く仕組み」という魅力を最大限に活かすためには、
    導入初期からお客様に実際に触れていただくことが何よりも重要だと考えています。
    現場の方々の「理解と納得感」を最も大切にし、ベンダーとして一方的に提供するのではなく、
    お客様と共同作業者として一緒に作り上げていく姿勢が、本番稼働後のスムーズな定着と活用を実現します。
  2. グローバル展開と専門性を両立するチーム力
    多国籍な人材と拠点を活かし、日本での導入から海外拠点へのシームレスな展開を可能にするのが、私たちの大きな強みです。
    また、この数年で倍増したチームは役割が細分化され、それぞれの専門性を発揮できる体制に進化。
    お客様の複雑な課題にも、プログラマー経験を持つA.Yさんのような「全体を見るコンサルタント」と、優秀な開発メンバーが連携することで、多角的に、かつ効率的に対応しています。

「既存のシステムや業務フローに固執せず、新しいステージに進もうとしている企業にこそNetSuiteを届けたい」というA.Yさんの言葉は、
変革を後押しする強い意志の表れです。

次回【後編】では、成長を続けるNetSuiteチームの具体的なカルチャーや、A.Yさんが考えるコンサルタントとしての成長軸に迫ります。
どうぞご期待ください。


Oracle NetSuiteの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

1分30秒でわかる「NetSuite」

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

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【後編|社員インタビュー】フレックス・在宅勤務で叶える子育てとキャリアの両立

子育て中でも挑戦を続けられる環境とは

Adaptive事業部でプロジェクトマネージャーを務めるY.Iさん。
産休・育休を経て復帰した現在は、PMとして案件をリードするだけでなく、採用や育成、チーム運営にも力を注いでいます。
子育てとキャリアの両立をどのように実現しているのか、そしてSWJという会社の魅力についてお話を伺いました。

記事前編では、Workday Adaptive Planningの魅力や、印象に残っているプロジェクトについて語っていただきました。
こちらもぜひご覧ください!
▶前編を読む


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


入社2年目での産休・育休取得と復帰後のキャリア

── 入社2年目で産休・育休を取得されたと伺いました。当時のことを教えていただけますか?

Y.I:
はい。産休前は体調に合わせて柔軟に働かせてもらえて、とても助かりました。
たとえば早退が必要なときも理解してもらえましたし、その分は別の日に補填できるように調整することができたので、
精神的にもすごく楽でしたね。
事業部は当時3名ほどしかいなかったのですが、周囲のサポートがあったからこそ安心して出産に臨めました。

── 復帰のタイミングはどうされたのですか?

Y.I:
子どもが保育園に入園できたタイミングで復帰しました。
復帰後すぐに、すかいらーく様の導入プロジェクトにPMとしてアサインされたんです。
ちょうど1年がかりの大きな案件で、プライベートでは初めてのことばかりという状況だったのですが、
在宅勤務を活用できましたし、柔軟に休みを取れる環境もあったので、子育てとの両立もなんとかできました。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── かなり大変な状況にも思えますが、どのように乗り越えられたのでしょう?

Y.I:
もちろん大変ではなかったとは言えないのですが…同じように子育てをしているメンバーがチームにいたことが大きかったと思います。
お互いの状況を理解し合えましたし、急な休みにも自然とフォローし合える体制がありました。
働き方を一律に決めるのではなく、それぞれの事情に合わせて調整ができる環境は本当にありがたかったですね。


Adaptiveチームの自律型文化とチーム運営の工夫

── Y.Iさんが率いるAdaptiveチームについて教えていただけますか?

Y.I:
現在は私を含めて6名のチームで、1名は育休中です。
偶然ですが全員が既婚者で、そのうち子育て中のメンバーも多いんです。
そうした背景もあって、お互いの事情を理解し合える雰囲気が自然にできていますね。

── チーム作りで大切にしていることは何でしょう?

Y.I:
年齢や立場に関係なく、誰もが気兼ねなく意見を言えるチームであることです。
実は前職では、上司に意見を言いづらい雰囲気があって…。
その反動もあって、「声を出しやすい環境」をすごく意識するようになりました。

またShearwaterは個々の自律を前提とした環境があります。
だからこそ、私たちAdaptiveチームでは自分たちでルールを作る文化が根付いています。
昨年も「新入社員の引き継ぎ資料」や「困ったときに悩まずに済むルール」などをメンバーと一緒に整備しました。
上から与えられるのではなく、みんなで試行錯誤しながら形にしていくスタイルです。


子育てと仕事の両立を支えるフレックス制・在宅勤務の活用

── 実際に子育てとキャリアの両立という面ではどうでしょう?

Y.I:
特に女性の場合、ライフステージの変化でキャリアをあきらめざるを得ないことが少なくないと思います。
しかしShearwaterの働き方であれば、本人の意思や姿勢次第でキャリアアップを十分に目指すことができます。
一般的には子どもを持つと時短勤務を選ばざるを得ず、その結果給与が減り、キャリアが停滞してしまうケースも多いと思います。
一方、Shearwaterではフレックス制と在宅勤務を活用することで、「給与が減ってキャリアが止まる」といった一方通行ではなく、
柔軟に働きながら挑戦を続けられる環境があります。

──実際に女性ならではのライフステージの変化を経験しているIさんがリーダーなのは、チームメンバーにとっても心強いことのように思います。

そう思ってもらえているかはわかりませんが、少しでもメンバーの支えになればと思っています。
私自身もメンバーの負荷を把握して、タスクを分散させるようには意識しています。
だからこそ全員がモチベーション高く働くことができるし、子どもがいないメンバーにとっては
「将来自分が子どもを持つ選択をしたとしても、安心して働ける」と感じてもらえる環境になっていくのではないかと想像しています。
もちろん、この柔軟な働き方は「子育て」というライフステージだけに限らず、
社員それぞれのライフスタイルに応じて活用できる体制なのではないかと思います。


Shearwater Japan社内の雰囲気

──Shearwater Japan全体について、どんな印象ですか?

Y.I:
まず、社長であるバソさんとの距離の近さですね。社長らしさというよりも親しみやすさがあって、壁を感じずに相談できます。
私は「目標面談」の相手がバソさんなのですが、その場で愚痴も言えるくらいフランクです(笑)。
常に忙しいはずなのに、親身になって話を聞いてくれる姿勢はありがたいですね。

目標面談制度

SWJでは1年ごとに全社員が目標設定を行う。3か月ごとに面談を行い、進捗状況を確認しながら組織全体の目標達成を目指す。【目標設定は上長から押し付けられるものではなく、社員自らが主体的に、かつ納得感のある目標とすること】【「無理はしないがチャレンジを要する」ラインを上長と話し合って設定すること】などがルールとして定められている。

──社員同士の雰囲気はどう感じていますか?

Y.I:
基本的にみんな親切で、良い人ばかりです。
リモートワークが多いため、日常的に顔を合わせる機会は少ないのですが、研修や社内イベントで触れ合うとその人柄を実感します。
バックグラウンドが多様なメンバーが集まっているのも、とても面白いですね。


今後の課題と成長を共に支える仲間への期待

──制度面や働き方についてはどうですか?

Y.I:
制度はまだ整備の途中ですが、逆に言えば過剰にルールが厳しくないので、自分のスタイルで柔軟に働けます。
Adaptiveチームのように、チームごとでルールを作る文化も根付いているので、
個々の自律が前提になっている点は、良いところだと思っています。

──Adaptiveチームは「自分たちで整備しよう」という意識が強い印象です。

そうですね。プロジェクトによって状況は変わりますが、比較的柔軟に働けるため、モチベーション高く取り組めていると思います。
子育て中でもフレックス制や在宅勤務を活用しながら挑戦を続けられるのは、とてもありがたい環境です。
その環境を最大限に活かして、リーダーとしてはメンバーがやりがいを持って働けるよう、働きやすいチームであり続けたいと常に意識しています。

──Adaptiveチームに、今後どんな人に加わってほしいと考えていますか?

プロジェクトマネージャー、もしくはその補佐の経験がある方が来てくださると心強いですね。
システムの経験が少なくてもとっつきやすい部分はありますが、やはり導入をリードする立場として、
経験豊富な方に来ていただけると嬉しいです。
一方で、他のシステムで導入経験がある若手の方も歓迎です。
「開発中心で経験を積んできたけれど、導入全般に挑戦してみたい」という方にとっても、学びや成長の機会が多い環境だと思います。

──求める人物像はありますか?

人柄の面では、Adaptiveチームは完全リモートで活動していることもあり、主体性を持って自発的に動けること、
そして周りと積極的に関わろうとする姿勢があることが望ましいと思います。
消極的だと評価が難しい場面もあるので、コミュニケーションを前向きに取れる方にぜひ来ていただきたいです。

──その上で、今のSWJに足りないものは何だと思いますか?

Shearwaterの良さは「変にルールが厳しくない自由さ」だと思うので、その雰囲気は大切にしたいです。
社員の意見をきちんと吸い上げながら、みんながさらに安心して働ける会社に整えていきたいですね。
また、バソさんも常に全力で走っているので、バックオフィスやマネジメント面を強化できれば、
より組織としてバランスが取れるのではと感じています。


自律と柔軟な働き方を大切にするチームに参加しませんか?

子育てとキャリアの両立、そして自律を前提とした働き方。

Y.Iさんの言葉からも伝わってきたように、Shearwater Japanには「個々の事情を尊重し合いながら挑戦を続けられる」文化があります。

事業の成長にあわせて、私たちの組織も日々進化しています。
制度や仕組みはすでに整備が進みつつあり、社員の声を取り入れながらより使いやすく、働きやすい形へとアップデートを続けています。

自由度の高さと自律を重んじるカルチャーはそのままに、誰もが安心して長く活躍できる環境へ。
そして挑戦を後押しする仕組みをさらに磨き、組織としての基盤を強めていくこと。
その未来を共に描き、形にしてくださる仲間を、私たちは心から歓迎しています。

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Shearwater Japanは、アジアにおける受賞歴のあるWorkday Adaptive Planningソリューション プロバイダーであり、
意思決定を最適化し、優れたビジネス成果を達成するための財務計画および分析手順の強化を支援してきた 14 年以上の経験を有しています。
当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
お客様固有のニーズや目的に合わせたソリューションを提供しています。

導入事例動画:アガサ株式会社様(freee,salesforceユーザ)

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1. 2025年、予実管理クラウドサービスであるWorkday Adaptive Planningに革新的なAI機能が搭載!

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社員インタビュー/Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

【前編|社員インタビュー】Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

「導入して終わり」にしない。
Adaptive事業部が目指す自走型のシステム運用とは

急速に進むDXの波の中で、企業に求められているのは「導入して終わり」ではなく、自ら運用し成長させていけるシステムです。
Shearwater JapanでAdaptive事業部をリードするY.Iさんは、これまで数多くの導入プロジェクトを担当し、
「お客様が自走できること」を常に大切にしてきました。

本記事の【前編】では、長年携わる中で感じているWorkday Adaptive Planningの魅力、
さらに印象に残るプロジェクトとしてすかいらーくホールディングス様の事例について伺います。

後編▶子育てと仕事の両立、SWJの風土やチームについてはこちら


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


経歴とAdaptiveとの出会い

── 本日はよろしくお願いします。まずは、Y.Iさんのこれまでのご経歴について簡単に教えていただけますか?

Y.I:
新卒でSIerに入社し、プログラマーやシステム導入のSEを経験しました。
会計システムを中心に、お客様への操作説明や問い合わせ対応も行っていました。
その後は業界を変えつつ、システムの利用者側の視点も学び、
2017年からはWorkday Adaptive Planningに携わるようになりました。
今はShearwater JapanでAdaptive事業部のマネジメントを担当していて、Adaptiveに関わって9年目になります。

── 9年もAdaptiveに関わっていらっしゃるんですね。Workdayの日本法人設立が2013年なので、国内で導入に関わっていらっしゃる方の中でも長い経歴ですよね。

Y.I:
気づけばそうですね…途中産休と育休も挟んでいるので日々じっくりと考えることってなかったですが、
振り返ってみると9年って長いですね。縁が重なって、という感じです


Adaptiveの魅力とは──
「ユーザーフレンドリー」と「自走できる仕組み」

── 実際に導入支援をされる中で、Workday Adaptive Planningのどんなところが魅力だと感じますか?

Y.I:
一番の魅力は「ユーザーフレンドリー」な点です。
システムではあるものの、ノーコードでほとんどの機能が完結するため、
Excelを業務で使っている方なら直感的に操作できますし、専門的なコーディング知識がなくてもすぐに活用できます。

── なるほど。一般的な業務システムだと、どうしても「専門知識がないと難しい」というイメージがありますよね。

Y.I:
そうなんです。他の製品だと「簡単だけど機能が限られる」か「高機能だけれどコードが必須」というケースが多いのですが、
Adaptiveはその中間に位置しています。
例えば仕様変更があっても都度コーディングを依頼する必要はなく、導入後はお客様自身で運用や設定変更が可能になる。
つまり「ベンダーに依存しすぎない」点は大きなメリットだと思います。

── それなら導入後の拡張性や持続性も高そうですね。

Y.I:
まさにその通りです。Adaptiveはパッケージ製品なので、例えば「この画面にボタンを増やしたい」といった個別アドオンはできません。
ただ、その代わりに年2回、Workdayによる機能強化を享受できるのが特徴です。
お客様自身がコミュニティで改善提案でき、採用されれば製品の標準機能に反映される。
ベンダー由来の不具合が少なく、使い方次第でどんどん自社運用を進められる点も、多くのお客様に喜ばれていますね。


導入支援で大切にしていること──伴走型トレーニング

── なるほど。導入支援の際に特にこだわっていることはありますか?

Y.I:
「お客様に製品を理解していただくこと」を何より大切にしています。
そのため、私たちが全部やってしまうのではなく、プロジェクトの中で一緒に手を動かしていただくんです。
たとえば、お客様が普段Excelで管理しているシートを実際にAdaptiveに取り込んでもらう。
そうすることで「自分ごと」として体感していただけるようにしています。

── 実際に使いながら学んでもらうスタイルなんですね。具体的にはどんな形でトレーニングを行っているのでしょうか?

Y.I:
管理者向けのトレーニングを必ず用意しています。
基本的には2時間×3回ほどのセッションで、基礎的な操作を実際に作業しながら学んでいただきます。
動画マニュアルも用意していて、あとから復習できるようにしています。
特に難しい設定の場合は、そのお客様向けに内容をカスタマイズすることもありますね。

── 受講される方にとっては、システム特有の「難しそう」という先入観もありそうですが……。

Y.I:
まさにそこは意識していて、なるべく「システム=難しい」と思われないように工夫しています。
操作画面をシンプルに見せるようにしたり、質問されていないことはあえて説明しすぎないようにしたり。
まずは「使ってみたら意外と簡単」と思っていただくことが大切だと思っています。


Shearwater Japanならではの強み

── 他社と比べたときの、SWJならではの強みはどこにあるでしょうか?

Y.I:
ユーザー向けのマニュアルや動画を自社で整備していることだと思います。
特にマニュアルについては、Workdayから年2回行われるアップデートにあわせて随時更新しています。
システムは「導入して終わり」ではなく、日々進化するものです。
その変化をキャッチアップできる環境を提供できることが、SWJならではの価値だと思っています。


すかいらーくホールディングスのDX事例

── 印象に残っている導入プロジェクトはありますか?

Y.I:
はい。育休から復帰した直後に担当した すかいらーくホールディングス様のプロジェクト が特に印象に残っています。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── まさに日本を代表する外食企業でのDXプロジェクトですね。どんな課題を解決されたのでしょうか?

Y.I:
導入以前は、数千店舗の損益計算書(PL)が経営陣向けと店舗向けで二重に存在していて、
共通の課題認識を持つことが難しい状況でした。
また、予算や月次見通しを作成するたびに膨大なExcelファイルを収集・集計しなければならず、
データ処理だけで3日以上かかっていたそうです。

── それがAdaptiveでどう変わったのですか?

Y.I:
まず、PLを一元化したことで経営層と店舗が同じ指標を見られるようになり、課題や対策を共通認識として持てるようになったと伺っています。
さらにグループ全体の計画・実績データを一元管理できるようになり、状況把握が格段にスピーディーになったそうです。
特に大きかったのは、月次見通しの作成にかかっていた3日以上の作業が、数時間に短縮されたという点です。
分析の精度も高まり、迅速かつ的確な経営判断につながるようになったとお聞きしています。

── 導入効果が非常に分かりやすい事例ですね。プロジェクトを振り返って、どんな点が印象に残っていますか?

Y.I:
プロジェクトは約1年にわたる大規模案件で、関わるメンバーも多く管理の難易度が非常に高かったです。
データ量も膨大で、構築方法を工夫する必要がありました。
当時はリソースも限られており大変な時期もありましたが、チームで協力しながら大きな遅延なく稼働にこぎつけることができました。

現在も定期的にメンテナンスを続けていて、長期的なパートナーシップを築けていることを嬉しく思います。
復職直後で子育てとの両立もありましたが、在宅勤務や柔軟な休暇制度、
そして同じく子育て中のメンバーの支えがあったからこそ乗り越えられたと思っています。


今後の展望──お客様自身で拡張できる未来へ

── 最後に、「こんなお客様にこそAdaptiveを届けたい」という理想像があれば教えてください。

Y.I:
そうですね。たとえば「Excelでの集計に時間を取られすぎて、本来やりたい分析にまで手が回らない」という企業や、
「システムを作り込みすぎて柔軟性を失ってしまっている」企業にこそ最適だと思います。

── なるほど。確かに、どちらも多くの企業が直面している課題ですね。

Y.I:
はい。Adaptiveは最初の導入には一定のコストがかかりますが、その後はお客様自身で拡張・運用していけるのが大きな特徴です。
いわば「お客様の中にノウハウを残していけるソフトウェア」なんです。
稼働後にベンダーに依存しすぎることなく、自社のスピードで改善や追加開発ができるという点は、他の製品にはない魅力だと思います。

── つまり、「導入して終わり」ではなく、そこから自分たちで使いこなし、成長させていけるのですね。

Y.I:
その通りです。私自身の理想は、お客様が稼働後に自分たちの力で運用し、拡張していけるようになること。
そのために私たちは、最初の一歩を伴走しながら支援していきたいと考えています。
システムを難しく感じさせないよう、シンプルに伝え、一緒に手を動かすことで
「自分たちでもできる」という感覚を持っていただけると嬉しいですね。


次回は子育てとキャリア、そしてSWJのカルチャーへ

今回のインタビュー【前編】では、9年間にわたりWorkday Adaptive Planningに携わってきたY.Iさんの歩みと、
お客様に「自走できる仕組み」を残していきたいという強い想いをお届けしました。

導入の場面で単にシステムを構築するのではなく、お客様自身が手を動かしながら学び、
稼働後も自分たちで拡張・改善していけるよう伴走する――。
その姿勢は、すかいらーくホールディングス様のような大規模案件においても成果を上げ、
予算策定から経営判断までのスピードを大幅に向上させる結果につながっています。

「ベンダーに依存せず、自社で育てていけるシステム」というAdaptiveの特長を最大限に活かし、長期的にお客様に価値を提供していく。
その考え方は、Shearwater Japanが大切にしている姿勢そのものだと言えるでしょう。

次回【後編】ではテーマを変えて、子育てとキャリアの両立、そしてShearwater Japanならではのカルチャーに迫ります。
ぜひ後編もお楽しみにしてください。


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