Archives 9月 2025

KPO

KPOとは?Knowledge Process Outsourcingについてわかりやすく簡単に解説

はじめに

アウトソーシングといえば、これまで多くは業務プロセスの一部を外部に委託する「BPO(Business Process Outsourcing)」が中心でした。しかし近年は、より高度で知識集約型の業務を外部に委託する「KPO(Knowledge Process Outsourcing)」が注目されています。この記事では、KPOの基本的な意味や特徴、メリットと課題についてわかりやすく解説します。

KPOとは

KPOとは、専門的な知識や高度な分析力を必要とする業務を外部に委託することを指します。
BPOが主にバックオフィス業務やルーチン作業の外部委託であるのに対し、KPOはリサーチやデータ分析、知的財産管理、法務、金融分析といった高度な専門スキルを必要とする領域に適用されます。

KPOが注目される背景

  • グローバル競争の激化
    専門性の高い業務を効率的に進める必要が高まっています。
  • 人材不足の解消
    特に先進国では高度人材の確保が難しく、外部リソースの活用が求められています。
  • コスト最適化
    自社で専門人材を抱えるよりも、必要な時に外部に委託する方が効率的な場合があります。
  • デジタル技術の進展
    クラウドやオンラインツールの発展により、遠隔地でも高度業務を委託しやすくなりました。

KPOの具体的な業務例

  • 市場調査・データ分析
    顧客データや業界動向の分析を外部に委託
  • 知的財産管理
    特許調査や技術文献のレビューを専門機関に依頼
  • 法務関連業務
    契約書のドラフトやコンプライアンス調査を専門家に委託
  • 金融・会計分析
    投資分析やリスク評価などを専門チームに依頼

KPOのメリット

  • 専門性の活用
    高度なスキルや知識を持つ外部人材を活用できる。
  • コスト削減
    内部で人材を確保するより効率的。
  • スピード向上
    専門家の知見により意思決定の迅速化が可能。
  • 柔軟なリソース活用
    必要な時に必要な分だけ活用できる。

KPOの課題

  • 情報セキュリティリスク
    機密情報を扱うため、流出防止策が不可欠です。
  • 品質のばらつき
    外部委託先によって成果物の品質に差が出る可能性があります。
  • コミュニケーションの難しさ
    言語や文化の違いが障壁になる場合があります。

まとめ

KPO(Knowledge Process Outsourcing)は、知識や専門性を要する業務を外部に委託する仕組みであり、企業にとって効率性と競争力の強化につながる手段です。BPOに比べて高度な分野をカバーするため、信頼できるパートナー選びと情報管理が成功のカギとなります。

自社の強みと弱みを見極め、戦略的にKPOを活用してみてはいかがでしょうか。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

市場注目!Oracle決算で明らかになったNetSuiteの優位性

AI時代に突入、Oracleのクラウド戦略が市場を席巻

Oracleは2025年9月9日、2026年度第1四半期の決算を発表しました。
総売上高は前年同期比12%増の149億ドル、特に、NetSuiteを含むクラウド売上高は28%増の72億ドルに達しました。
残存履行義務(RPO)は前年同期比359%増の4550億ドルに達し、今後数ヶ月でさらに数十億ドル規模の契約を締結する見込みです。

また、AI推論モデル「ChatGPT」や「Gemini」、「Grok」などを独自に利用できる新サービス「Oracle AI Database」の導入を発表し、
AI活用の新たなステージに突入しています。
この決算発表により、株価は米株式市場前日比35.9%高と急騰し、市場の注目を一身に浴びました。

出典:Oracle Announces Fiscal Year 2026 First Quarter Financial Results


市場動向の解説:クラウドとAIが牽引するERP市場の進化

今回の決算発表の数字は、AI需要の高まりと企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)加速を背景に、
クラウドインフラ市場が急速に拡大していることを示しています。

オラクルはOpenAIとの間で、米国での4.5ギガワット規模のデータセンター契約を結びました。
この契約は、米国で数百万世帯の消費電力に相当する規模であり、今後5年間で総額3000億ドルに上ると報じられています。
また、TikTokを運営するByteDanceや半導体メーカーのNVIDIAなど、AI関連企業との取引も拡大しており、
クラウドインフラ事業の成長が加速しています。

▲画像引用元 https://openai.com/index/five-new-stargate-sites/

これらの動向は、クラウドERP市場にも大きな影響を及ぼしています。
企業は従来のオンプレミス型ERPから、柔軟性とスケーラビリティを備えたクラウドERPへと移行を加速させています。
とりわけAIや自動化機能の活用により、業務効率の向上や意思決定の迅速化が進み、競争力強化への期待が高まっています。

NetSuiteもこうした変化を見据え、AI機能や自動化ツールの強化を進めてきました。
複雑な業務フローを一元管理しながら、リアルタイムでデータを分析し、迅速に意思決定を下せる環境を整えています。
さらに、他のクラウドサービスと柔軟に連携できるため、既存ITインフラとの統合や将来的な拡張にも対応可能です。

今後はクラウドとAIの融合が一層進み、NetSuiteが企業のデジタルトランスフォーメーションを後押しする存在として重要性を増していくでしょう。
NetSuiteを活用することで、企業は変化の激しい市場環境に柔軟かつ俊敏に対応し、持続的な成長を実現できるはずです。


Oracle NetSuiteの優位性・差別化ポイント

  1. Oracle DBMSとの強固な連携
    • Oracleは50年近く蓄積したDBMS(データベース管理システム)を核として、金融・通信・製造など世界中の主要企業を支援。
    • NetSuiteはOracleのDBMS基盤と密接に連携可能で、AI分析や業務データの処理速度・安全性が高い。
    • データを外部に移動させず内部で分析できるため、セキュリティと効率性の両立が可能。
  2. AIと自動化による業務効率化
    • 最新AIクラウド(GPT-5など)を活用可能になる見通し。
    • 日常業務の自動化や経営判断の迅速化を実現。
    • これにより、ERPの運用負荷を軽減し、意思決定のスピードを向上。
  3. マルチクラウド戦略への対応
    • Oracleは自社DBを核心に据え、残りのサービスは他社クラウドでも運用可能。
    • NetSuiteはマルチクラウド環境でも統合運用でき、既存ITインフラとの連携・拡張性を確保。
▲2025年9月現在、すでにClaude AIとの連携が可能。今後より広がっていく見込み。
  1. 競合との差別化
    • OracleのDB・AI基盤とNetSuite ERPの連携により、他社クラウドERPでは得られない「統合されたAI活用」と「高いデータセキュリティ」を提供。
    • 大企業でも中堅企業でも、短期間で導入・拡張が可能。

NetSuiteは、Oracleの長年のDB資産と最新AIクラウド基盤を活かしたクラウドERPです。
高度なセキュリティと大規模データ処理、業務自動化、意思決定の迅速化を一気通貫で実現。
さらにマルチクラウド対応により既存インフラとの統合もスムーズです。
変化の激しい市場でも、効率的で安全な業務管理と高度なデータ活用を可能にする点こそ、NetSuiteの最大の強みです。


企業成長の答えは、Oracle NetSuiteにあり

クラウドとAIが企業の競争環境を大きく変える今、ERPの選択は単なる業務効率化の手段ではなく、企業成長の戦略的基盤です。
Oracleの強力なDB資産と最新AIクラウドを活かすNetSuiteなら、企業は大量データの処理・分析を高速かつ安全に行え、
業務自動化による負担軽減や迅速な意思決定が可能になります。

市場が激しく変動する中でも、Oracle NetSuiteを取り入れた企業は、業務の透明性と柔軟性を手に入れ、
変化に強い組織として未来を切り拓くことができるでしょう。
Oracle NetSuiteの導入は、もはや企業の「未来への投資」と言えます。


Oracle NetSuiteの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

1分30秒でわかる「NetSuite」

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

【後編|社員インタビュー】フレックス・在宅勤務で叶える子育てとキャリアの両立

子育て中でも挑戦を続けられる環境とは

Adaptive事業部でプロジェクトマネージャーを務めるY.Iさん。
産休・育休を経て復帰した現在は、PMとして案件をリードするだけでなく、採用や育成、チーム運営にも力を注いでいます。
子育てとキャリアの両立をどのように実現しているのか、そしてSWJという会社の魅力についてお話を伺いました。

記事前編では、Workday Adaptive Planningの魅力や、印象に残っているプロジェクトについて語っていただきました。
こちらもぜひご覧ください!
▶前編を読む


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


入社2年目での産休・育休取得と復帰後のキャリア

── 入社2年目で産休・育休を取得されたと伺いました。当時のことを教えていただけますか?

Y.I:
はい。産休前は体調に合わせて柔軟に働かせてもらえて、とても助かりました。
たとえば早退が必要なときも理解してもらえましたし、その分は別の日に補填できるように調整することができたので、
精神的にもすごく楽でしたね。
事業部は当時3名ほどしかいなかったのですが、周囲のサポートがあったからこそ安心して出産に臨めました。

── 復帰のタイミングはどうされたのですか?

Y.I:
子どもが保育園に入園できたタイミングで復帰しました。
復帰後すぐに、すかいらーく様の導入プロジェクトにPMとしてアサインされたんです。
ちょうど1年がかりの大きな案件で、プライベートでは初めてのことばかりという状況だったのですが、
在宅勤務を活用できましたし、柔軟に休みを取れる環境もあったので、子育てとの両立もなんとかできました。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── かなり大変な状況にも思えますが、どのように乗り越えられたのでしょう?

Y.I:
もちろん大変ではなかったとは言えないのですが…同じように子育てをしているメンバーがチームにいたことが大きかったと思います。
お互いの状況を理解し合えましたし、急な休みにも自然とフォローし合える体制がありました。
働き方を一律に決めるのではなく、それぞれの事情に合わせて調整ができる環境は本当にありがたかったですね。


Adaptiveチームの自律型文化とチーム運営の工夫

── Y.Iさんが率いるAdaptiveチームについて教えていただけますか?

Y.I:
現在は私を含めて6名のチームで、1名は育休中です。
偶然ですが全員が既婚者で、そのうち子育て中のメンバーも多いんです。
そうした背景もあって、お互いの事情を理解し合える雰囲気が自然にできていますね。

── チーム作りで大切にしていることは何でしょう?

Y.I:
年齢や立場に関係なく、誰もが気兼ねなく意見を言えるチームであることです。
実は前職では、上司に意見を言いづらい雰囲気があって…。
その反動もあって、「声を出しやすい環境」をすごく意識するようになりました。

またShearwaterは個々の自律を前提とした環境があります。
だからこそ、私たちAdaptiveチームでは自分たちでルールを作る文化が根付いています。
昨年も「新入社員の引き継ぎ資料」や「困ったときに悩まずに済むルール」などをメンバーと一緒に整備しました。
上から与えられるのではなく、みんなで試行錯誤しながら形にしていくスタイルです。


子育てと仕事の両立を支えるフレックス制・在宅勤務の活用

── 実際に子育てとキャリアの両立という面ではどうでしょう?

Y.I:
特に女性の場合、ライフステージの変化でキャリアをあきらめざるを得ないことが少なくないと思います。
しかしShearwaterの働き方であれば、本人の意思や姿勢次第でキャリアアップを十分に目指すことができます。
一般的には子どもを持つと時短勤務を選ばざるを得ず、その結果給与が減り、キャリアが停滞してしまうケースも多いと思います。
一方、Shearwaterではフレックス制と在宅勤務を活用することで、「給与が減ってキャリアが止まる」といった一方通行ではなく、
柔軟に働きながら挑戦を続けられる環境があります。

──実際に女性ならではのライフステージの変化を経験しているIさんがリーダーなのは、チームメンバーにとっても心強いことのように思います。

そう思ってもらえているかはわかりませんが、少しでもメンバーの支えになればと思っています。
私自身もメンバーの負荷を把握して、タスクを分散させるようには意識しています。
だからこそ全員がモチベーション高く働くことができるし、子どもがいないメンバーにとっては
「将来自分が子どもを持つ選択をしたとしても、安心して働ける」と感じてもらえる環境になっていくのではないかと想像しています。
もちろん、この柔軟な働き方は「子育て」というライフステージだけに限らず、
社員それぞれのライフスタイルに応じて活用できる体制なのではないかと思います。


Shearwater Japan社内の雰囲気

──Shearwater Japan全体について、どんな印象ですか?

Y.I:
まず、社長であるバソさんとの距離の近さですね。社長らしさというよりも親しみやすさがあって、壁を感じずに相談できます。
私は「目標面談」の相手がバソさんなのですが、その場で愚痴も言えるくらいフランクです(笑)。
常に忙しいはずなのに、親身になって話を聞いてくれる姿勢はありがたいですね。

目標面談制度

SWJでは1年ごとに全社員が目標設定を行う。3か月ごとに面談を行い、進捗状況を確認しながら組織全体の目標達成を目指す。【目標設定は上長から押し付けられるものではなく、社員自らが主体的に、かつ納得感のある目標とすること】【「無理はしないがチャレンジを要する」ラインを上長と話し合って設定すること】などがルールとして定められている。

──社員同士の雰囲気はどう感じていますか?

Y.I:
基本的にみんな親切で、良い人ばかりです。
リモートワークが多いため、日常的に顔を合わせる機会は少ないのですが、研修や社内イベントで触れ合うとその人柄を実感します。
バックグラウンドが多様なメンバーが集まっているのも、とても面白いですね。


今後の課題と成長を共に支える仲間への期待

──制度面や働き方についてはどうですか?

Y.I:
制度はまだ整備の途中ですが、逆に言えば過剰にルールが厳しくないので、自分のスタイルで柔軟に働けます。
Adaptiveチームのように、チームごとでルールを作る文化も根付いているので、
個々の自律が前提になっている点は、良いところだと思っています。

──Adaptiveチームは「自分たちで整備しよう」という意識が強い印象です。

そうですね。プロジェクトによって状況は変わりますが、比較的柔軟に働けるため、モチベーション高く取り組めていると思います。
子育て中でもフレックス制や在宅勤務を活用しながら挑戦を続けられるのは、とてもありがたい環境です。
その環境を最大限に活かして、リーダーとしてはメンバーがやりがいを持って働けるよう、働きやすいチームであり続けたいと常に意識しています。

──Adaptiveチームに、今後どんな人に加わってほしいと考えていますか?

プロジェクトマネージャー、もしくはその補佐の経験がある方が来てくださると心強いですね。
システムの経験が少なくてもとっつきやすい部分はありますが、やはり導入をリードする立場として、
経験豊富な方に来ていただけると嬉しいです。
一方で、他のシステムで導入経験がある若手の方も歓迎です。
「開発中心で経験を積んできたけれど、導入全般に挑戦してみたい」という方にとっても、学びや成長の機会が多い環境だと思います。

──求める人物像はありますか?

人柄の面では、Adaptiveチームは完全リモートで活動していることもあり、主体性を持って自発的に動けること、
そして周りと積極的に関わろうとする姿勢があることが望ましいと思います。
消極的だと評価が難しい場面もあるので、コミュニケーションを前向きに取れる方にぜひ来ていただきたいです。

──その上で、今のSWJに足りないものは何だと思いますか?

Shearwaterの良さは「変にルールが厳しくない自由さ」だと思うので、その雰囲気は大切にしたいです。
社員の意見をきちんと吸い上げながら、みんながさらに安心して働ける会社に整えていきたいですね。
また、バソさんも常に全力で走っているので、バックオフィスやマネジメント面を強化できれば、
より組織としてバランスが取れるのではと感じています。


自律と柔軟な働き方を大切にするチームに参加しませんか?

子育てとキャリアの両立、そして自律を前提とした働き方。

Y.Iさんの言葉からも伝わってきたように、Shearwater Japanには「個々の事情を尊重し合いながら挑戦を続けられる」文化があります。

事業の成長にあわせて、私たちの組織も日々進化しています。
制度や仕組みはすでに整備が進みつつあり、社員の声を取り入れながらより使いやすく、働きやすい形へとアップデートを続けています。

自由度の高さと自律を重んじるカルチャーはそのままに、誰もが安心して長く活躍できる環境へ。
そして挑戦を後押しする仕組みをさらに磨き、組織としての基盤を強めていくこと。
その未来を共に描き、形にしてくださる仲間を、私たちは心から歓迎しています。

▶Shearwater Japan 採用情報


Workday Adaptive Planningの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japanは、アジアにおける受賞歴のあるWorkday Adaptive Planningソリューション プロバイダーであり、
意思決定を最適化し、優れたビジネス成果を達成するための財務計画および分析手順の強化を支援してきた 14 年以上の経験を有しています。
当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
お客様固有のニーズや目的に合わせたソリューションを提供しています。

導入事例動画:アガサ株式会社様(freee,salesforceユーザ)

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. 2025年、予実管理クラウドサービスであるWorkday Adaptive Planningに革新的なAI機能が搭載!

<< 最新情報はこちら >>※PR TIMESへ画面遷移します

2. Workday Adaptive Plannningホワイトペーパー

<< ダウンロードはこちら >>

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

ハイブリッドワーク

ハイブリッドワークとは?Hybrid Workについてわかりやすく簡単に解説

はじめに

新しい働き方の一つとして注目されているのが「ハイブリッドワーク(Hybrid Work)」です。パンデミック以降、多くの企業でリモートワークが浸透しましたが、オフィス勤務にも価値があることから、両者を組み合わせるハイブリッド型の働き方が広がっています。この記事では、ハイブリッドワークの基本的な意味や特徴、メリットと課題についてわかりやすく解説します。

ハイブリッドワークとは

ハイブリッドワークとは、オフィス勤務とリモートワークを組み合わせた柔軟な働き方を指します。
従業員は業務の内容やチームの状況に応じて、出社する日と在宅勤務をする日を選択できます。完全なリモートワークでもフルタイムのオフィス勤務でもなく、その中間に位置するスタイルです。

ハイブリッドワークが注目される背景

  • コロナ禍の影響
    急速にリモートワークが広まり、従来の働き方を見直すきっかけになりました。
  • デジタル技術の進展
    クラウドツールやオンライン会議の普及により、場所を選ばず仕事が可能になりました。
  • 働き方の多様化
    ワークライフバランスを重視する声が高まり、柔軟な働き方が求められるようになっています。

ハイブリッドワークのメリット

  • 柔軟性の向上
    従業員は自分に合った働き方を選べ、生活と仕事の調和を図りやすくなります。
  • 生産性の向上
    集中したい業務は自宅で、チームでの議論はオフィスで、と使い分けが可能です。
  • 採用力の強化
    地域やライフスタイルにとらわれず、多様な人材を確保できます。
  • コスト削減
    オフィスの利用効率が高まり、賃料や通勤コストの削減につながります。

ハイブリッドワークの課題

  • コミュニケーション不足
    チームメンバーがバラバラに働くことで情報共有が滞るリスクがあります。
  • 評価の難しさ
    出社頻度に差があると、公平な評価が難しくなる場合があります。
  • セキュリティリスク
    自宅や外部環境で働くことで、情報漏えいリスクが高まります。
  • 企業文化の希薄化
    対面での交流が減ることで、組織としての一体感が弱まる可能性があります。

まとめ

ハイブリッドワーク(Hybrid Work)は、オフィスとリモートを組み合わせた新しい働き方であり、柔軟性や生産性を高める一方で、コミュニケーションや評価制度といった課題も存在します。企業がハイブリッドワークを導入する際には、デジタルツールの活用や制度設計を工夫し、従業員が安心して働ける仕組みを整えることが大切です。

まずは組織に合った「最適なバランス」を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

EX

EXとは?Employee Experience「従業員体験」についてわかりやすく簡単に解説

はじめに

ビジネスにおいて「CX(顧客体験)」が重視される一方で、近年注目を集めているのが「EX(Employee Experience)」です。これは従業員が企業との関わりの中で得る体験のすべてを指します。従業員一人ひとりの体験を大切にすることは、生産性や離職率、そして最終的には顧客満足度にも直結します。この記事では、EXの基本や重要性、具体的な取り組みについてわかりやすく解説します。

EX(Employee Experience)とは

EXとは「従業員体験」を意味し、従業員が企業に入社してから日々働き、成長し、退職するまでのプロセスで得る体験を指します。
具体的には以下のような要素が含まれます。

  • 採用・入社
    採用プロセスのわかりやすさや入社時のオンボーディング体験は、EXの出発点となります。
  • 業務環境
    働きやすい職場環境やツールの使いやすさが、日常の体験を大きく左右します。
  • 成長機会
    教育やキャリアパスの整備は、従業員が長期的に働く上での満足度に直結します。
  • 評価・報酬
    公平で透明性のある評価制度や報酬体系は、モチベーション維持に欠かせません。
  • コミュニケーション
    上司や同僚との信頼関係、組織文化もEXの大きな要素です。

なぜEXが重要なのか

EXは単に「従業員の満足度」にとどまらず、組織全体の成果や競争力に直結します。

  • 生産性の向上
    良好な体験を持つ従業員はモチベーションが高まり、成果を上げやすくなります。
  • 離職率の低下
    ネガティブな体験は早期離職を招きますが、良好なEXは定着率を高めます。
  • イノベーションの促進
    働きやすい環境は新しいアイデアや提案を生みやすくします。
  • CXへの波及効果
    従業員がポジティブな体験をしていれば、その姿勢や行動は自然と顧客にも伝わります。

EX向上のための施策例

  • オンボーディングの充実
    新入社員がスムーズに業務に馴染めるように、研修やサポート体制を整える。
  • 柔軟な働き方の導入
    リモートワークやフレックスタイムなど、多様な働き方を可能にする。
  • 社内コミュニケーションの活性化
    チャットツールや1on1ミーティングを活用し、信頼関係を築く。
  • キャリア支援
    スキルアップ研修やキャリアパスの提示で、将来への安心感を提供する。
  • 健康・ウェルビーイング施策
    メンタルヘルス支援や福利厚生の拡充で従業員をサポートする。

まとめ

EX(Employee Experience)は、従業員が企業で働く中で得る体験すべてを指す重要な概念です。良好なEXは生産性の向上や離職率の低下につながり、ひいてはCX(顧客体験)の向上にも寄与します。企業にとって従業員は最大の資産であり、その体験を大切にすることが競争力の源泉になります。

まずは従業員の声を聞き、働きやすい環境づくりから取り組んでみてはいかがでしょうか。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

NetSuiteで入金消込を自動化!経理業務を効率化するShearwater独自のソリューション

入金消込が経理業務のボトルネックに

経理業務の中でも「売掛金の入金消込」は、多くの担当者が頭を悩ませる作業のひとつです。
取引先ごとに請求書と入金データを突合せ、照合し、残高を整理する
──単純なようで実は手間がかかり、経理部門の大きな負担となっています。

特に、取引件数や入金件数が多い企業では次のような課題が顕在化します。

  • 手作業による入金照合に時間がかかる
  • 複数システムやExcelをまたいだデータ突合せが煩雑
  • 入金未消込の残高が見えづらく、債権管理が難しい
  • 属人化や入力ミスのリスクが高まる

これらの問題は、「決算の早期化」や「経理業務の効率化」「入金消込の自動化」といった経理部門の目標を阻む要因となり、
結果として経営判断のスピードにも影響を与えてしまいます。

そこで本記事では、NetSuite標準機能における入金消込の仕組みとその限界、
そしてこれらの課題を解決するShearwater独自の入金消込ソリューションについてご紹介します。


NetSuite標準機能での入金消込

NetSuiteには入金消込を行うための標準機能が備わっています。
経理担当者は、入金票のトランザクションをもとに、入金金額に合う請求書へチェックを入れることで消込を実施します。

主な方法

1件ずつ処理する場合
入金画面から支払金額に合う請求書を選択し、手動で消込を行います。
少量の入金処理であれば対応可能です。

大量の入金を処理する場合
保存検索を活用して対象データを抽出し、Excelにダウンロード。
入金結果をExcel上で整理した後、CSVとしてNetSuiteに再インポートします。

標準機能の強み

  • ERP上で一連の入金処理を管理できる
  • 請求書ベースでの照合が可能
  • 保存検索やCSVインポートを活用することで、ある程度の大量処理にも対応できる

このように、NetSuiteの標準機能だけでも入金消込を行うことは可能です。
しかし、件数が増えるとExcelとの往復や手作業のステップが増え、処理に時間がかかってしまうのも実情です。


Shearwater独自の入金消込機能

標準機能では「Excelとの往復」や「手作業でのチェック」が必要でしたが、
Shearwater独自の入金消込機能では NetSuite上だけで入金消込が完結 します。
銀行から出力した入金情報CSVを取り込むだけで、請求書と自動マッチングが行われ、
経理担当者の作業を大幅に効率化します。

さらに、本機能は 安全性とシステム連携の信頼性 にも配慮しています。

入金や請求書、クレジットメモなどのデータは、NetSuiteアカウントから外部APIを介してShearwaterサーバーに送信され、
サーバー側でマッチング計算が実行されます。
Shearwater側でデータを保存することはなく、計算結果のみをAPI経由でNetSuiteアカウントに返す仕組みです。
これにより、情報が外部に蓄積されることなく、セキュリティリスクを最小限に抑えています。

主な手順

  • 銀行口座の入金情報をアップロード
     銀行から出力した入金情報(CSVファイル)をNetSuiteに読み込みます
  • 自動マッチング処理
     アップロードしたCSVデータと、NetSuite上の顧客情報・請求書データを照合します。
    • インボイス番号での一致:送金内容欄にインボイス番号が記載されていれば、自動的にマッチング
    • 金額ベースでの照合:記載がない場合や誤字がある場合でも、未入金の請求金額と突合せ、自動で候補を特定。
  • マッチング結果の確認と登録
    自動判定された入金データを確認後、「Create」ボタンを押すとNetSuiteの入金画面に遷移。
    顧客名・請求書番号・入金金額などが自動入力された状態で表示され、目視で確認しながら登録できます。
    ※企業の運用に応じて、完全自動登録にすることも可能です
  • 銀行手数料の自動計上
    入金金額と請求金額を比較し、差額を自動的に銀行手数料として仕訳。
    担当者が手作業で調整する必要はありません。
  • 柔軟な消込ロジック
    NetSuite標準では「古い日付の請求書から順に消込」が基本ですが、当機能では任意のロジックに対応可能。
    運用実態に合わせて柔軟に設定できます。

メリット

  • 入金照合作業を 数時間 → 数十分 に短縮
  • ミスの削減と属人化からの脱却
  • 銀行手数料も含めた仕訳を自動化
  • 決算業務のスピードアップと精度向上

事例紹介:グローバル商社での活用

ある船舶部品を扱うグローバル商社(世界60ヶ国・270拠点以上を展開する大手グループの一員)では、次のような課題を抱えていました。

  • 大量の売掛金・入金消込・前受金処理を対応する必要がある
  • 前受金残高を把握しづらく、決算のスピードに影響

そこでShearwaterの入金消込機能を導入した結果、一顧客あたり最大200件に上る入金消込業務を大幅に効率化。
銀行からの入金データはNetSuite上で自動的に請求書と照合され、前受金残高もリアルタイムで可視化されるようになりました。
その結果、月次決算のスピードが向上するとともに、処理の精度も格段に高まり、経理業務の属人化も解消されました。

導入効果

  • 1件の入金に対して、最大100件の債権を自動でマッチング
  • 前受金残高をリアルタイムで可視化
  • 月次決算のスピードと精度を向上
  • 経理業務の属人化を解消

この事例から、Shearwaterの入金消込機能は、単なる作業効率化だけでなく、
経理部門全体の業務品質向上や経営判断の迅速化にも貢献できることがわかります。


まとめ

入金消込は、経理業務の中でも特に時間と手間がかかりやすい領域であり、担当者にとって大きな負担となりがちです。
取引件数が多い企業や、複数拠点での入金管理が必要な企業にとっては、
従来の手作業中心の消込方法ではミスや属人化のリスクも避けられません。

しかし、NetSuite標準機能とShearwater独自の入金消込機能を組み合わせることで、銀行口座の入金情報の自動取り込みから
請求書との自動照合、銀行手数料の仕訳まで、一連の処理をNetSuite上で完結させることが可能になります。
この結果、経理担当者の負担は大幅に軽減され、作業時間の短縮だけでなく、
入金未消込残高のリアルタイム把握や決算スピードの向上、経理業務の属人化解消といった効果も得られます。

Shearwaterの入金消込ソリューションは、単なる効率化ツールではなく、
経理部門全体の業務品質向上や経営判断の迅速化にもつながる価値あるソリューションです。
経理業務をもっとスマートに、そして正確に進めたい企業にとって、導入を検討する価値のある機能と言えるでしょう。
ぜひ、貴社の経理業務改善の一歩としてご活用ください。


Oracle NetSuiteの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japan株式会社は、アジアNo.1の NetSuiteパートナーです。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

1分30秒でわかる「NetSuite」

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

CX

CXとは?Customer Experience「顧客体験」についてわかりやすく簡単に解説

はじめに

近年、ビジネスの成否を左右する重要なキーワードとして注目されているのが「CX(Customer Experience)」です。従来は商品やサービスの機能や価格が競争力の中心でしたが、今では「顧客がどのように体験するか」が評価や購買の決め手になっています。この記事では、CXの基本的な意味や重要性、具体的な施策についてわかりやすく解説します。

CX(Customer Experience)とは

CXとは「顧客体験」を意味し、顧客が企業やブランドとの接点を通じて得る体験のすべてを指します。
具体的には以下のようなプロセスが含まれます。

  • 認知
    広告やSNSなどを通じてブランドを知る段階。第一印象がCXに大きく影響します。
  • 購入
    実店舗やECサイトでの購買体験。わかりやすい説明やスムーズな購入手続きはCXを高めます。
  • 利用
    製品やサービスそのものを使う体験。品質や操作性がCXの中心になります。
  • サポート
    問い合わせやアフターサービスの対応。顧客の不安を解消し、満足度を高めます。

つまりCXとは「点」ではなく、顧客の視点で見た「全体的な旅(カスタマージャーニー)」そのものなのです。

なぜCXが重要なのか

CXの良し悪しは、企業の成長に直結します。

  • 顧客満足度の向上
    体験が良ければ、リピーターになりやすくなります。
  • 口コミ・評判の拡散
    SNS時代では良い体験も悪い体験もすぐに共有されます。CXがブランドイメージに直結します。
  • 差別化要因になる
    商品や価格が似ていても、顧客体験の良さは強力な差別化ポイントになります。
  • 長期的な売上貢献
    顧客ロイヤルティ(継続的な利用意向)が高まり、安定的な収益につながります。

CX向上のための施策例

  • パーソナライズ
    顧客データを活用し、一人ひとりに合った提案や情報提供を行う。
  • オムニチャネル対応
    店舗・Web・アプリ・SNSなどをシームレスにつなぎ、どこでも快適に体験できるようにする。
  • UI/UX改善
    サイトやアプリの使いやすさを追求し、ストレスのない操作性を提供する。
  • カスタマーサポート強化
    チャットボットやFAQの充実、有人対応の迅速さなどで安心感を与える。
  • 顧客の声を反映
    アンケートやレビューを分析し、サービス改善に活かす。

まとめ

CX(Customer Experience)は、単なる「サービスの一部」ではなく、顧客が企業と関わるすべてのプロセスを含む概念です。優れたCXは顧客満足度を高め、口コミやロイヤルティを通じて企業の成長を後押しします。デジタル化やDXが進む現在、CXへの取り組みはすべての企業にとって必須といえるでしょう。

まずは「顧客目線での体験の流れ」を可視化し、改善できるポイントから取り組むことが大切です。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

ゼロトラスト

ゼロトラストとは?Zero Trust:すべて信頼しないセキュリティモデルについてわかりやすく簡単に解説

ゼロトラストが注目される背景

サイバー攻撃の高度化や働き方の多様化により、従来の「社内ネットワークは安全」という前提は成り立たなくなりました。在宅勤務やクラウド利用が広がる中で、企業のセキュリティ対策には新しい考え方が求められています。その答えのひとつが「ゼロトラストモデル」です。ゼロトラストは「すべてを信頼しない」という考え方に基づき、ネットワークの内外を問わず常に確認と認証を行うことで、安全性を高める仕組みです。

ゼロトラストの基本的な考え方

ゼロトラストは「Never trust, always verify(決して信頼せず、常に検証する)」という原則で説明されます。従来は社内ネットワークに入ったユーザーや端末を「安全」と見なしていましたが、ゼロトラストではそれを否定します。すべての通信や操作に対して認証と権限確認を行い、利用者が本当に正当なアクセス権を持っているかを逐次検証する仕組みです。これにより、不正アクセスや情報漏洩のリスクを最小化できます。

従来モデルとの違い

従来のセキュリティは「城と堀(Castle and Moat)」モデルと呼ばれることが多く、企業の内部ネットワークを城の内部、ファイアウォールを堀に見立てて防御していました。しかしクラウドサービスやモバイル端末の普及により、社外からのアクセスやSaaS利用が増えたことで、この境界防御型モデルでは不十分になっています。ゼロトラストは境界に頼らず、ユーザー・端末・アプリ・データを個別に守る点が大きな違いです。

ゼロトラストのメリット

ゼロトラストを導入することで得られる利点は多岐にわたります。

  • 不正アクセスの防止
    アクセスごとに認証するため、万が一アカウント情報が漏れても不正利用を防げます。
  • 内部犯行への対策
    社内からのアクセスでも検証を行うため、内部不正によるリスクを軽減します。
  • クラウドやリモートワークとの相性
    ネットワーク境界を前提としないため、在宅勤務やモバイル環境でも安全性を確保できます。
  • きめ細かい権限管理
    必要最小限の権限だけを付与する「最小権限の原則」を徹底でき、情報漏洩の危険を減らせます。

ゼロトラストの課題

一方で、ゼロトラストにも導入上のハードルがあります。

  • システムの複雑化
    多数の認証やアクセス制御を導入するため、設計や運用が複雑になりがちです。
  • ユーザー体験への影響
    認証が増えることでログインやアクセスに時間がかかり、利便性を損なう恐れがあります。
  • コストと工数
    セキュリティ基盤の再設計や新たなツール導入が必要となり、初期投資や運用コストが発生します。
  • 既存システムとの統合
    レガシーシステムやオンプレミス環境との連携には工夫が求められます。

ゼロトラストを支える主な技術

ゼロトラストは単独の製品やサービスではなく、複数の技術を組み合わせて実現します。

  • 多要素認証(MFA)
    パスワードに加えて、スマートフォンや生体認証を利用し、なりすましを防ぎます。
  • ID・アクセス管理(IAM)
    ユーザーごとの権限を厳密に管理し、必要な情報にだけアクセスさせます。
  • セキュリティ情報イベント管理(SIEM)
    膨大なログを分析し、不審な挙動を検出します。
  • エンドポイント検知・対応(EDR)
    端末上の不審な動作をリアルタイムで監視・対応します。
  • 暗号化とゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)
    通信を暗号化し、VPNに代わる形で安全にアプリケーションへ接続します。

実際の活用事例

ゼロトラストはさまざまな企業で導入が進んでいます。

  • グローバル企業のリモートワーク対応
    世界中の拠点から社内システムにアクセスする従業員を保護するためにゼロトラストが活用されています。
  • 金融機関のセキュリティ強化
    高度なセキュリティが求められる銀行や証券会社では、取引システムのアクセス管理に導入されています。
  • 教育機関のクラウド利用
    学生や教職員が自宅からオンライン授業に参加する際、認証を通じて安全にリソースを利用できるようになっています。

ゼロトラスト導入のステップ

実際にゼロトラストを導入する際は、段階的に進めることが推奨されます。

  1. 現状分析
    ネットワーク、ユーザー、アプリケーションの利用状況を把握します。
  2. 優先領域の特定
    特に重要な情報資産やリスクの高いシステムを優先的に保護します。
  3. ID管理の強化
    シングルサインオンや多要素認証を導入し、認証基盤を整備します。
  4. アクセス制御の細分化
    ネットワーク全体ではなく、アプリやデータ単位でアクセス権を管理します。
  5. 継続的な監視と改善
    ログ分析や脅威インテリジェンスを活用し、常にセキュリティレベルを高めます。

まとめと今後の展望

ゼロトラストは、従来の境界防御モデルに代わる新しいセキュリティの考え方です。社内外を問わず「誰も信用しない」姿勢を前提とすることで、不正アクセスや情報漏洩を防ぐ仕組みを整えます。クラウド利用やリモートワークの拡大に伴い、ゼロトラストは今後さらに普及すると考えられます。

ただし導入にはコストや運用負担といった課題もあるため、自社のリスクや業務形態に合わせた段階的なアプローチが欠かせません。セキュリティは一度構築して終わりではなく、常に改善を続ける取り組みが重要です。ゼロトラストを理解し、自社に最適な形で取り入れることが、これからの企業経営において欠かせない要素になるでしょう。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

社員インタビュー/Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

【前編|社員インタビュー】Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

「導入して終わり」にしない。
Adaptive事業部が目指す自走型のシステム運用とは

急速に進むDXの波の中で、企業に求められているのは「導入して終わり」ではなく、自ら運用し成長させていけるシステムです。
Shearwater JapanでAdaptive事業部をリードするY.Iさんは、これまで数多くの導入プロジェクトを担当し、
「お客様が自走できること」を常に大切にしてきました。

本記事の【前編】では、長年携わる中で感じているWorkday Adaptive Planningの魅力、
さらに印象に残るプロジェクトとしてすかいらーくホールディングス様の事例について伺います。

後編▶子育てと仕事の両立、SWJの風土やチームについてはこちら


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


経歴とAdaptiveとの出会い

── 本日はよろしくお願いします。まずは、Y.Iさんのこれまでのご経歴について簡単に教えていただけますか?

Y.I:
新卒でSIerに入社し、プログラマーやシステム導入のSEを経験しました。
会計システムを中心に、お客様への操作説明や問い合わせ対応も行っていました。
その後は業界を変えつつ、システムの利用者側の視点も学び、
2017年からはWorkday Adaptive Planningに携わるようになりました。
今はShearwater JapanでAdaptive事業部のマネジメントを担当していて、Adaptiveに関わって9年目になります。

── 9年もAdaptiveに関わっていらっしゃるんですね。Workdayの日本法人設立が2013年なので、国内で導入に関わっていらっしゃる方の中でも長い経歴ですよね。

Y.I:
気づけばそうですね…途中産休と育休も挟んでいるので日々じっくりと考えることってなかったですが、
振り返ってみると9年って長いですね。縁が重なって、という感じです


Adaptiveの魅力とは──
「ユーザーフレンドリー」と「自走できる仕組み」

── 実際に導入支援をされる中で、Workday Adaptive Planningのどんなところが魅力だと感じますか?

Y.I:
一番の魅力は「ユーザーフレンドリー」な点です。
システムではあるものの、ノーコードでほとんどの機能が完結するため、
Excelを業務で使っている方なら直感的に操作できますし、専門的なコーディング知識がなくてもすぐに活用できます。

── なるほど。一般的な業務システムだと、どうしても「専門知識がないと難しい」というイメージがありますよね。

Y.I:
そうなんです。他の製品だと「簡単だけど機能が限られる」か「高機能だけれどコードが必須」というケースが多いのですが、
Adaptiveはその中間に位置しています。
例えば仕様変更があっても都度コーディングを依頼する必要はなく、導入後はお客様自身で運用や設定変更が可能になる。
つまり「ベンダーに依存しすぎない」点は大きなメリットだと思います。

── それなら導入後の拡張性や持続性も高そうですね。

Y.I:
まさにその通りです。Adaptiveはパッケージ製品なので、例えば「この画面にボタンを増やしたい」といった個別アドオンはできません。
ただ、その代わりに年2回、Workdayによる機能強化を享受できるのが特徴です。
お客様自身がコミュニティで改善提案でき、採用されれば製品の標準機能に反映される。
ベンダー由来の不具合が少なく、使い方次第でどんどん自社運用を進められる点も、多くのお客様に喜ばれていますね。


導入支援で大切にしていること──伴走型トレーニング

── なるほど。導入支援の際に特にこだわっていることはありますか?

Y.I:
「お客様に製品を理解していただくこと」を何より大切にしています。
そのため、私たちが全部やってしまうのではなく、プロジェクトの中で一緒に手を動かしていただくんです。
たとえば、お客様が普段Excelで管理しているシートを実際にAdaptiveに取り込んでもらう。
そうすることで「自分ごと」として体感していただけるようにしています。

── 実際に使いながら学んでもらうスタイルなんですね。具体的にはどんな形でトレーニングを行っているのでしょうか?

Y.I:
管理者向けのトレーニングを必ず用意しています。
基本的には2時間×3回ほどのセッションで、基礎的な操作を実際に作業しながら学んでいただきます。
動画マニュアルも用意していて、あとから復習できるようにしています。
特に難しい設定の場合は、そのお客様向けに内容をカスタマイズすることもありますね。

── 受講される方にとっては、システム特有の「難しそう」という先入観もありそうですが……。

Y.I:
まさにそこは意識していて、なるべく「システム=難しい」と思われないように工夫しています。
操作画面をシンプルに見せるようにしたり、質問されていないことはあえて説明しすぎないようにしたり。
まずは「使ってみたら意外と簡単」と思っていただくことが大切だと思っています。


Shearwater Japanならではの強み

── 他社と比べたときの、SWJならではの強みはどこにあるでしょうか?

Y.I:
ユーザー向けのマニュアルや動画を自社で整備していることだと思います。
特にマニュアルについては、Workdayから年2回行われるアップデートにあわせて随時更新しています。
システムは「導入して終わり」ではなく、日々進化するものです。
その変化をキャッチアップできる環境を提供できることが、SWJならではの価値だと思っています。


すかいらーくホールディングスのDX事例

── 印象に残っている導入プロジェクトはありますか?

Y.I:
はい。育休から復帰した直後に担当した すかいらーくホールディングス様のプロジェクト が特に印象に残っています。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── まさに日本を代表する外食企業でのDXプロジェクトですね。どんな課題を解決されたのでしょうか?

Y.I:
導入以前は、数千店舗の損益計算書(PL)が経営陣向けと店舗向けで二重に存在していて、
共通の課題認識を持つことが難しい状況でした。
また、予算や月次見通しを作成するたびに膨大なExcelファイルを収集・集計しなければならず、
データ処理だけで3日以上かかっていたそうです。

── それがAdaptiveでどう変わったのですか?

Y.I:
まず、PLを一元化したことで経営層と店舗が同じ指標を見られるようになり、課題や対策を共通認識として持てるようになったと伺っています。
さらにグループ全体の計画・実績データを一元管理できるようになり、状況把握が格段にスピーディーになったそうです。
特に大きかったのは、月次見通しの作成にかかっていた3日以上の作業が、数時間に短縮されたという点です。
分析の精度も高まり、迅速かつ的確な経営判断につながるようになったとお聞きしています。

── 導入効果が非常に分かりやすい事例ですね。プロジェクトを振り返って、どんな点が印象に残っていますか?

Y.I:
プロジェクトは約1年にわたる大規模案件で、関わるメンバーも多く管理の難易度が非常に高かったです。
データ量も膨大で、構築方法を工夫する必要がありました。
当時はリソースも限られており大変な時期もありましたが、チームで協力しながら大きな遅延なく稼働にこぎつけることができました。

現在も定期的にメンテナンスを続けていて、長期的なパートナーシップを築けていることを嬉しく思います。
復職直後で子育てとの両立もありましたが、在宅勤務や柔軟な休暇制度、
そして同じく子育て中のメンバーの支えがあったからこそ乗り越えられたと思っています。


今後の展望──お客様自身で拡張できる未来へ

── 最後に、「こんなお客様にこそAdaptiveを届けたい」という理想像があれば教えてください。

Y.I:
そうですね。たとえば「Excelでの集計に時間を取られすぎて、本来やりたい分析にまで手が回らない」という企業や、
「システムを作り込みすぎて柔軟性を失ってしまっている」企業にこそ最適だと思います。

── なるほど。確かに、どちらも多くの企業が直面している課題ですね。

Y.I:
はい。Adaptiveは最初の導入には一定のコストがかかりますが、その後はお客様自身で拡張・運用していけるのが大きな特徴です。
いわば「お客様の中にノウハウを残していけるソフトウェア」なんです。
稼働後にベンダーに依存しすぎることなく、自社のスピードで改善や追加開発ができるという点は、他の製品にはない魅力だと思います。

── つまり、「導入して終わり」ではなく、そこから自分たちで使いこなし、成長させていけるのですね。

Y.I:
その通りです。私自身の理想は、お客様が稼働後に自分たちの力で運用し、拡張していけるようになること。
そのために私たちは、最初の一歩を伴走しながら支援していきたいと考えています。
システムを難しく感じさせないよう、シンプルに伝え、一緒に手を動かすことで
「自分たちでもできる」という感覚を持っていただけると嬉しいですね。


次回は子育てとキャリア、そしてSWJのカルチャーへ

今回のインタビュー【前編】では、9年間にわたりWorkday Adaptive Planningに携わってきたY.Iさんの歩みと、
お客様に「自走できる仕組み」を残していきたいという強い想いをお届けしました。

導入の場面で単にシステムを構築するのではなく、お客様自身が手を動かしながら学び、
稼働後も自分たちで拡張・改善していけるよう伴走する――。
その姿勢は、すかいらーくホールディングス様のような大規模案件においても成果を上げ、
予算策定から経営判断までのスピードを大幅に向上させる結果につながっています。

「ベンダーに依存せず、自社で育てていけるシステム」というAdaptiveの特長を最大限に活かし、長期的にお客様に価値を提供していく。
その考え方は、Shearwater Japanが大切にしている姿勢そのものだと言えるでしょう。

次回【後編】ではテーマを変えて、子育てとキャリアの両立、そしてShearwater Japanならではのカルチャーに迫ります。
ぜひ後編もお楽しみにしてください。


Workday Adaptive Planningの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japanは、アジアにおける受賞歴のあるWorkday Adaptive Planningソリューション プロバイダーであり、
意思決定を最適化し、優れたビジネス成果を達成するための財務計画および分析手順の強化を支援してきた 14 年以上の経験を有しています。
当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
お客様固有のニーズや目的に合わせたソリューションを提供しています。

導入事例動画:アガサ株式会社様(freee,salesforceユーザ)

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. 2025年、予実管理クラウドサービスであるWorkday Adaptive Planningに革新的なAI機能が搭載!

<< 最新情報はこちら >>※PR TIMESへ画面遷移します

2. Workday Adaptive Plannningホワイトペーパー

<< ダウンロードはこちら >>

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

SOC

SOCとは?Security Operations Center:セキュリティ監視センター:についてわかりやすく簡単に解説

近年、企業活動におけるデジタル化が加速する一方で、サイバー攻撃の手法は日々高度化・巧妙化しています。このような脅威から企業の重要な情報資産を守るためには、もはや個別のセキュリティ製品を導入するだけでは不十分であり、組織的な対策が不可欠です。

そこで重要な役割を担うのが、今回解説する**SOC(Security Operations Center)**です。本記事では、SOCの基本的な役割から、その重要性、具体的な業務内容までをわかりやすく解説します。

SOC(Security Operations Center)とは?

SOCとは、Security Operations Centerの略称で、日本語では「ソック」と読みます。企業や組織のITインフラをサイバー攻撃の脅威から守るために、セキュリティ専門のアナリストが24時間365日体制で監視・分析を行う専門組織またはその拠点を指します。

まるで組織のセキュリティにおける司令塔のような存在で、ネットワーク機器、サーバー、PCなど、IT環境全体から収集されるログデータを常に監視し、不審な兆候やサイバー攻撃の予兆をいち早く検知、分析、そして対応策の通知を行うことが主なミッションです。

なぜ今、SOCが重要視されるのか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、企業のIT環境はクラウド化やリモートワークの普及などで、ますます複雑化しています。それに伴い、攻撃者が狙うポイントも増加し、セキュリティリスクはかつてないほど高まっています。このような状況下で、SOCが持つ役割は非常に重要です。

脅威の早期発見と迅速な対応

サイバー攻撃は、一度侵入を許してしまうと、あっという間に被害が拡大する可能性があります。SOCは、セキュリティシステムが発する無数のアラートの中から、本当に危険な脅威をリアルタイムで特定し、迅速な初動対応を可能にします。これにより、インシデントの被害を未然に防いだり、最小限に食い止めたりすることが期待できます。

セキュリティインシデントによる被害の最小化

万が一セキュリティインシデントが発生してしまった場合でも、SOCはその影響範囲の特定や原因究明を迅速に行います。ログの解析を通じて、攻撃の手法や経路を特定し、復旧作業や再発防止策の策定を支援することで、事業への影響を最小限に抑えることができます。

専門知識とノウハウの集約

最新のサイバー攻撃に対応するためには、常に新しい脅威の情報を収集し、高度な分析技術を維持する必要があります。SOCには、こうした専門的な知識と経験を持つセキュリティアナリストが在籍しており、組織全体のセキュリティレベルを維持・向上させるための中心的な役割を担います。

SOCの主な業務内容

SOCは具体的にどのような業務を行っているのでしょうか。その活動は多岐にわたりますが、ここでは主な業務内容をいくつかご紹介します。

  • セキュリティ機器のログ監視・分析 ファイアウォールやIDS/IPS(不正侵入検知・防御システム)、プロキシサーバーなどのログを常時監視し、不審な通信やアクセスの兆候がないかを分析します。
  • インシデントの検知と通知(エスカレーション) 分析の結果、サイバー攻撃やその予兆を検知した場合、関連部署やCSIRT(後述)などの対応チームへ迅速に状況を通知し、対応を促します。
  • インシデント対応支援 検知したインシデントに対して、影響範囲の調査や封じ込め、復旧作業の支援などを行います。
  • 脆弱性情報の収集と対策 OSやソフトウェアに関する新たな脆弱性情報を収集し、自社のシステムへの影響を評価した上で、必要な対策(パッチ適用など)を計画・実行します。
  • セキュリティポリシーの改善提案 日々の監視・分析活動を通じて得られた知見を基に、より効果的なセキュリティポリシーや運用ルールの策定を支援します。

SOCと関連用語の違い

セキュリティの分野には、SOCと似たような役割を持つ用語がいくつか存在します。ここでは、特に混同されやすい「SIEM」と「CSIRT」との違いを明確にしておきましょう。

SIEM(Security Information and Event Management)との違い

SIEM(シーム)は、様々なIT機器からログを収集・管理し、それらを相関分析することで脅威を自動的に検知・通知する仕組みやツールを指します。一方、SOCはSIEMなどのツールを活用して分析や対応を行う組織・チームです。つまり、SIEMはアナリストの「武器」であり、SOCはその「使い手」であると考えると分かりやすいでしょう。

CSIRT(Computer Security Incident Response Team)との違い

CSIRT(シーサート)は、実際にセキュリティインシデントが発生したに、その対応を専門に行うチームです。被害状況の把握、原因究明、復旧、関係各所への報告、再発防止策の策定などが主な役割です。インシデントを「検知」するのがSOCの主な役割であるのに対し、「対応」するのがCSIRTの主な役割であり、両者は密に連携して活動します。

まとめ:クラウド活用とDX推進におけるSOCの役割

今回は、サイバーセキュリティ対策の司令塔であるSOCについて解説しました。

  • SOCは、24時間365日体制でITインフラを監視・分析する専門組織
  • 高度化するサイバー攻撃の脅威を早期に発見し、迅速に対応することが主な役割
  • SOCはSIEM等のツールを活用し、CSIRTと連携してインシデント対応にあたる

クラウドサービスの利用が当たり前になり、DXが推進される現代において、守るべきIT環境は社内だけでなく社外にも大きく広がっています。こうした複雑な環境全体のセキュリティを確保し、ビジネスを安全に成長させていくために、SOCの存在はますます不可欠になっています。

自社のセキュリティ体制に不安を感じている、あるいはどこから手をつければよいか分からないという場合は、まずはSOCのような専門的な監視体制の構築を検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめのソリューション

Celigo:アプリの統合で成長を加速

Oracle NetSuite:お客様のビジネスをサポートするソリューション

Workday Adaptive Planning:クラウドベースの自動化ソリューション

Workato:企業全体の統合とワークフローの自動化を実現

Products : 製品 カタログ

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム(ERP)、企業計画管理(EPM)、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら