2026年、経営管理は「実行」のフェーズへ。Workday Adaptive Planningが描く、AIネイティブな経営の未来

はじめに:経営管理を「過去の集計」から「未来の予測」へ

2026年3月23日に開催されたウェビナー「経営企画が他人の力を借りずに管理会計を効率化する方法」。本記事では、ワークデイ株式会社の細野氏によるセッションを軸に、Workday Adaptive Planningが描くAI戦略の全貌と、それが経営管理にもたらす劇的な変革をダイジェストでお届けします。

不確実性が増す現代のビジネス環境において、経営企画部門には単なる数値の集約ではなく、迅速な意思決定を支援する「経営のアジリティ(敏捷性)」が求められています。国産の管理会計ツールと比較検討される機会も多いAdaptive Planningですが、その圧倒的な差別化要因は「AIへの投資規模」と「プラットフォームへの統合レベル」にあります。単なる自動化の域を超え、AIが戦略的パートナーとして機能するインテリジェントな管理会計の最前線を紐解きます。


AI戦略ロードマップ:プラットフォーム・ネイティブなAIが描く未来

Workday Adaptive PlanningのAIは、プラットフォームのアーキテクチャそのものに組み込まれた『ネイティブなAIエージェント』です。

一般的な生成AIは数値計算に弱かったり、時に不正確な回答をしたりという課題がありますが、私たちのAIは財務会計の専門トレーニングを積んでいます。セキュリティを担保しつつ、極めて高い精度で財務データを扱えるのが最大の違いです。

今後はこの正確なデータを土台に、AIが自らシナリオを作成し、具体的な実行アクションまで提案してくれる――。意思決定の『実行フェーズ』をAIがリードする未来が、もうすぐそこまで来ています

Workday Adaptive PlanningのAI戦略が他と一線を画す最大の特徴は、AIを外部のアドオンとしてではなく、プラットフォームのアーキテクチャそのものに「ネイティブ」に組み込んでいる点にあります。この設計思想により、財務データが持つ多角的な文脈をAIが深く理解し、経営の意思決定に直結するインテリジェントな示唆を、極めて高い信頼性と精度で提供することが可能になっています。
2026年から2027年にかけて公開されるロードマップでは、AIが単なる補助的なツールから、シナリオの自動生成や実行フェーズにおける具体的なアクションの提案までを自律的に担うパートナーへと進化する姿が描かれています。これから続々と実装される高度なAI機能群を通じて、管理会計の現場は従来の定型業務から完全に解放され、より付加価値の高い戦略立案に全リソースを集中できる、真の「経営の司令塔」へと変貌を遂げることになるでしょう。


異常検知から意思決定支援へ:組み込みAIエージェントによるデータ信頼性の担保

すでに実装されている『異常検知』は、過去の実績値と照らし合わせ、設定した閾値を超える異常をAIが即座にハイライトする機能です。

何より強力なのは、入力時やレポート確認時にリアルタイムで異変に気づけること。大きな乖離があればAIが逃さずアナウンスしてくれるため、ユーザーはすぐに修正や調整、あるいは差異分析のコメント入れといった『次のアクション』へ迷わず移ることができます。現場の意思決定を止めることなく、データの精度を劇的に高められる仕組みです

現在すでに提供されている「異常検知(Anomaly Detection)」機能は、財務データの整合性をリアルタイムで監視し、人間では見落としがちな微細な乖離をAIが即座に特定する極めて実用的なソリューションです。この機能の実装により、経営企画部門は膨大なExcelシートの突き合わせといった低付加価値業務から完全に解放され、AIが指し示す「真に検討すべき課題」の分析と解決に、最初から全エネルギーを投入できる健全な組織体制を構築できます。
リアルタイムな検知とフィードバックのサイクルが確立されることで、予算入力の段階からヒューマンエラーを未然に防ぎ、財務データ全体の品質と信頼性をかつてない高みへと引き上げることが可能になります。常にAIが異常に目を光らせているという堅牢なガバナンス環境は、経営層への報告数値の透明性を高めるだけでなく、不確実な局面における意思決定のスピードを圧倒的に加速させる強力な武器となります。


誤差1%前後を目指す:時系列予測「Predictive Forecaster」の実践

『プレディクティブ・フォーキャスター』は、過去の実績から将来の予算見込みを自動生成する時系列予測機能です。製品別や地域別といった任意の切り口で、AIが複数の予測シナリオを瞬時に描き出します。

人の手で複数のシナリオを作成し、前提条件を変えながら比較するのは非常に負荷が高く、現実には手が回らないことも多いはずです。しかし、この機能を使えば、季節性やトレンド、さらには特定のイベント要素まで賢く組み込んだ精度の高い予測が手に入ります。

AIが作った複数のシナリオを『ベースライン』として活用することで、人間はより高度な比較検討や異常のチェックに注力できるようになるのです

自系列予測機能「Predictive Forecaster」は、過去36ヶ月分に及ぶ豊富な実績データを解析することで、人間による主観的な予測を遥かに凌駕する精度の高い予算ベースラインを自動生成します。市場の季節性やトレンド、特定のイベントによるインパクトを高度なアルゴリズムが正確に学習し、客観的なデータに基づいた将来シナリオを瞬時に提示することで、予実管理の精度を劇的に向上させることが可能です。
従来、複数の前提条件を考慮した複雑な「What-ifシナリオ」の作成は、多大な工数を要するため断念せざるを得ないケースもありましたが、今後はAIがそのプロセスを全面的にバックアップします。AIが生成した高精度なベースラインを議論の土台に据えることで、属人的な経験則に頼らない、科学的かつデータドリブンな経営計画の策定が、組織全体において標準的な業務プロセスへと進化を遂げるのです。


自然言語によるデータ探索:AI分析エージェントがもたらす分析の民主化

データ分析においても、AIの力が革新をもたらします。例えば『売上高を分析して』とAIに頼むだけで、製品別、地域別、取引先別といったあらゆる軸を横断し、価値あるインサイトを瞬時に導き出してくれます。

『グラフ化して』『過去と比較して』といった細かいニュアンスも、対話形式(プロンプト)で伝えるだけで思いのままです。どこにデータがあるか分からないExcelシートを彷徨う時間は、もう過去のものになります。

さらに強力なのが、この『プランニング・エージェント』による差異分析スキルです。単に『差が出ています』と報告するだけでなく、『なぜその差が発生したのか』という原因まで特定し、明確に説明してくれます。 数値の裏側にある要因までAIが示唆出しを行い、説明責任の一部までをAIが担う。こうした高度な支援が、すでに実用フェーズに入っています

AI分析エージェント「Ask Workday」の導入は、財務データの利活用において「対話型プロンプト」という、これまでにない直感的な操作エクスペリエンスを経営企画にもたらします。売上の増減要因を探る際も、製品別、地域別、あるいは取引先別といった複雑なディメンションをAIが縦横無尽に探索し、人間が気づきにくい潜在的なインサイトや相関関係を、即座に視覚化されたレポートと共に提示してくれます。
これまで散在するExcelファイルから手作業でデータを収集し、膨大な時間を費やして行っていた分析プロセスが、AIの力によって一気にショートカットされることになります。自然言語を通じた自由な問いかけから高度な分析結果を即時に得られるようになることで、データの民主化が促進され、組織全体でファクトに基づいた質の高い議論が日常的に行われる未来を強力に後押しします。

「ask workday」を使用して「過去の実績と比較した異常値を検出して」と自然言語で指示。ビジュアライズされた示唆出しのほか、顕著な異常に関してポイントを示してくれる。(2026年3月現在は英語のみ、今後日本語を含む多言語に対応予定)

堅牢なガバナンスとセキュリティ:エンタープライズAIが守る信頼の境界線

Adaptive PlanningのAIエージェントが優れているのは、システム上の『ユーザー権限』を完全に理解している点にあります。

外部の汎用的なAIでは権限が考慮されず、本来見せてはいけないデータまで参照してしまうリスクがありますが、私たちのAIは『今、誰が操作しているか』を常に把握しています。自分の担当地域や所属組織、あるいは役職に応じたデータ範囲内だけで、最適なインサイトや異常検知を提供します。

現場での入力ミスを防ぐチェック機能はもちろん、工場原価のような機密性の高いデータも、権限外のユーザーに漏れることはありません。ユーザーごとにガバナンスを効かせた上で、精度の高いフィードバックを返す――。この安心感こそが、組織全体でAIを使いこなすための鍵となります

Adaptive Planning of AIがエンタープライズ領域で圧倒的な信頼を得ている理由は、企業ごとの複雑なアクセス権限を完全に踏襲した上で、個々のユーザーに最適な回答を生成する高度なガバナンス能力にあります。汎用的な外部LLMでは制御が困難な、誰がどの組織の、どの機密データまでアクセス可能かというセキュリティポリシーをAIが厳格に遵守し、安全性を担保しながらAIの恩恵を享受できる環境を実現しています。
例えば、機密性の高い給与情報や製品原価といった秘匿すべきデータが、権限のないユーザーの検索結果に露出するリスクを、AI自身が「Security by Design」の思想で徹底的に排除しています。この比類なき堅牢なセキュリティ基盤があるからこそ、大手企業は安心して経営判断の核心プロセスにAIを導入することができ、競合他社を凌駕する次世代の経営管理体制を構築することが可能となるのです。


まとめ:次世代の経営管理をリードする、Workday Adaptive Planningの選択

今回のウェビナーを通じて浮き彫りになったのは、Workday Adaptive Planningがもはや単なる「効率化ツール」ではなく、経営の意思決定を劇的に加速させる「戦略的AIパートナー」へと進化したという事実です。

「Excel文化を損なうことなくシステム化する」という優れた設計思想に基づき、脱・属人化とローリング予算の高度な実装を同時に達成できる点は、他のツールにはない唯一無二の価値と言えます。煩雑な集計作業から解放され、AIが提示する質の高いインサイトを武器に未来を創る。この圧倒的なタイパ(タイムパフォーマンス)と分析の深化こそが、次世代の経営管理においてAdaptive Planningが選ばれ続ける決定的な理由です。

Workdayの戦略的パートナーとして国内屈指の導入実績を誇る当社は、Adaptive Planningのポテンシャルを最大限に引き出す導入のエキスパートです。単なるシステムの構築にとどまらず、貴社の経営課題に深く踏み込んだコンサルティングを通じて、AI活用を成功に導くための最適なロードマップを共に描いてまいります。


Workday Adaptive Planningの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japanは、アジアにおける受賞歴のあるWorkday Adaptive Planningソリューション プロバイダーであり、
意思決定を最適化し、優れたビジネス成果を達成するための財務計画および分析手順の強化を支援してきた 14 年以上の経験を有しています。
当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
お客様固有のニーズや目的に合わせたソリューションを提供しています。

導入事例動画:アガサ株式会社様(freee,salesforceユーザ)

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<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. 2025年、予実管理クラウドサービスであるWorkday Adaptive Planningに革新的なAI機能が搭載!

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2. Workday Adaptive Plannningホワイトペーパー

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DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

JedoxとWorkday Adaptive Planningを徹底比較|自社の経営管理(CPM/EPM)に最適な選び方

Jedox と Workday Adaptive Planning は、どちらも企業の経営管理や予算編成を効率化する CPM(Corporate Performance Management)、または EPM(Enterprise Performance Management)と呼ばれる領域のリーダー的存在のソフトウェアであり、日本国内でも多くの企業が導入を検討する有力な候補です。

しかし、この2つは似て非なるツールです。単なる機能の優劣ではなく、「現場の緻密な積み上げを重視するか(ボトムアップ)」「全社の迅速な意思決定を重視するか(トップダウン)」という根本的な設計思想に大きな違いがあります。

また、日本企業の多くが課題としている「Excel業務」への向き合い方も対照的です。Excelを最強の武器として進化させるのか、あるいはWeb UIによる標準化で属人化を排除するのか。

本記事では、両製品を取り扱うベンダーとしての客観的な視点から、運用スタイル、Excelへのアプローチ、最新のAI活用、そして設計思想という4つのポイントで両者を徹底比較します。貴社の「経営のあり方」に真にフィットするツールはどちらか、選定のヒントを見つけてください。

▶Jedox 製品ページ

▶Workday Adaptive Planning 製品ページ



POINT1:運用スタイル(ボトムアップ or トップダウン)

現場の精緻なデータから積み上げる『ボトムアップ型』の統合管理 → Jedox

Jedoxが真価を発揮するのは、現場の複雑なオペレーション(BOMや工程など)が直接、経営数値に直結するシーンです。単に「売上目標」を入力するのではなく、「どの部品が、どの工程を経て、いくらの原価で完成し、利益を生むか」というボトムアップの積み上げをリアルタイムでシミュレーションできます。

  • 再帰的 BOM 計算機能: 数千〜数万点の部品構成を階層的に計算可能
  • 多階層コスト配賦: 原材料→半完成品→完成品への自動コスト積み上げ
  • S&OP(販売・操業計画)統合: 需要予測、生産計画、在庫計画を財務と連携
  • 現場と財務の統合: 工場の生産データと経営数値をリアルタイムで同期

この「複雑なものを、正確に積み上げる」強みは製造業に留まらず、膨大な店舗・商品別の採算管理が求められるリテール業、拠点や配送ルートごとの精緻なコスト配賦が必要な物流業、そしてプロジェクト単位の工数と収益を紐付けるサービス業など、現場の複雑な動きを正確に経営数値へ変換したいあらゆる業種にフィットします。

さらに、S&OP(販売・操業計画)の統合機能により、需要予測、生産計画、在庫計画を財務数値とシームレスに連携させることが可能です。工場の生産データと経営数値をリアルタイムで同期させることで、現場のオペレーションが財務に与える影響を即座に把握できます。例えば、原材料価格の変動が完成品コストにどのような影響を与えるかを瞬時に計算したり、製品別・拠点別・工程別といった多軸管理を実現したり、為替変動を BOM レベルで反映した収益シミュレーションを行ったりすることが可能です。

▶Jedoxで何ができる?製造業のDXを成功に導くために知っておきたい3つの基礎知識


経営状況を迅速に可視化し、一括コントロールする『トップダウン型』のガバナンス → Workday Adaptive Planning

一方、Adaptive Planningは、多角化する事業部や拠点から上がってくる数値を瞬時に束ね、経営層が「今、会社で何が起きているか」を即座に判断するためのトップダウンのスピードに特化しています。財務部門が主導して全社の計画フォーマットを統一し、迅速なPDCAを回すことに優れています。

  • クラウドネイティブ FP&A: 財務部門主導の迅速な予算編成
  • 部門間連携: 営業、人事、マーケティングなど全社的な計画を統合
  • シナリオプランニング: 複数の経営シナリオを並行して作成・比較
  • ダッシュボード機能: リアルタイムでの予算実績分析と可視化

Workday Adaptive Planning は、財務部門主導の迅速な予算編成を得意とするクラウドネイティブな FP&A ソリューションです。営業、人事、マーケティングなど、部門横断的な計画を一つのプラットフォーム上で統合でき、複数の経営シナリオを並行して作成・比較するシナリオプランニング機能も備えています。リアルタイムでの予算実績分析と可視化を可能にするダッシュボード機能により、経営陣は常に最新の経営状況を把握できます。

具体的な活用シーンとしては、全社予算の迅速な集計と承認フローの自動化が挙げられます。月次予実分析の効率化と経営陣へのレポート作成を大幅に短縮でき、組織再編や M&A 時の統合計画策定にも柔軟に対応可能です。クラウドベースのアーキテクチャにより、複数拠点・部門のデータをリアルタイムで統合し、計画値と実績値の自動比較と差異分析を自動で行えます。

▶Workday Adaptive Planning採用事例:コロンビア・ワークス株式会社(不動産/上場)


POINT2:操作性とExcelへのアプローチ

脱Excelか、Excelの進化か。現場の使い勝手を決める「思想」の違い

FP&A(CPM)ソリューション導入において避けて通れないのが「Excel業務をどうするか」という問題です。
両製品はこの課題に対して、対照的なアプローチをとっています。


Jedox:Excelの操作感を活かし、高度なデータベースへ進化させる

Jedoxは「使い慣れたExcelを最強の武器に変える」という思想を持っています。

  • 現場の抵抗感がない:
    新しいツールを覚える心理的ハードルが低く、現場主導での導入・定着がスムーズです。
  • Excelアドインの強力な統合:
    Excelを「入力インターフェース」としてそのまま利用しながら、中身は堅牢な多次元データベース(OLAP)と同期させます。
  • 既存資産の継承:
    長年作り込んできた複雑なマクロや計算式がある場合、そのロジックを活かしつつ、データの二重持ちや先祖返りを防ぐ「管理されたExcel運用」を実現します。

Jedox の計算エンジンの中核は、インメモリ OLAP 技術にあります。これは大規模なデータセットをメモリ上に展開し、秒速での集計・分析を可能にする技術です。特に特徴的なのが「再帰的計算」機能で、多階層の BOM 構造を自動的に展開し、各階層でのコスト配賦をリアルタイムで処理できます。製品、拠点、期間、チャネルなど、多次元での分析も可能で、独自の配賦ルールや計算式を自由に定義できるカスタム計算ロジックも備えています。

技術的な特徴として、数万通りのシナリオを数秒で計算する圧倒的なスピードが挙げられます。BOM レベルでの原価配賦をリアルタイムで処理できるため、原材料価格の変動が最終製品の利益率に与える影響を即座に把握できます。これはドイツのエンジニアリング思想に基づく堅牢な計算エンジンによって実現されており、長期にわたる安定運用を前提とした設計となっています。


Workday Adaptive Planning:Excelから脱却し、洗練されたWeb UIで標準化する

Adaptive Planningは「属人化したExcelから離れ、クラウド上で業務を標準化する」という思想です。

  • 直感的なWebインターフェース:
    ブラウザ上で誰でも直感的に操作できる洗練されたUIを提供します。「誰が作っても同じ結果になる」仕組みを強制することで、Excelにありがちな「数式の破壊」や「特定の人にしかわからないシート」を排除します。
  • ガバナンスの強化:
    データの入力・集計ルールをシステム側で統一するため、全社的なガバナンスが飛躍的に高まります。
  • メンテナンスの容易性:
    財務部門が中央でフォーマットを管理するため、組織変更などへの対応もWeb上で一括で行え、メンテナンスの負担が軽減されます。

Workday Adaptive Planning の計算機能は、クラウドベースの集計システムを中核としています。複数拠点・部門のデータをリアルタイムで統合し、計画値と実績値の自動比較と差異分析を実現します。ドリルダウン機能により、集計数値から明細まで瞬時に遡及でき、バージョン管理機能で複数の予算バージョンを並行管理することも可能です。

技術的な特徴は、何と言っても洗練された Web UI による直感的な操作性です。財務部門のユーザーがプログラミングスキルを必要とせず、自分で計算ロジックを定義し、拡張できます。Excel 連携による柔軟なデータインポート・エクスポートも可能で、既存の業務フローを大きく変えることなく導入できます。さらに、セキュアなクラウド環境でのデータ管理により、IT 部門の負担を軽減しながら、全社的なデータガバナンスを維持できます。


POINT3:AI 機能

世界基準のAI投資が、経営管理の「予測精度」を塗り替える

現在、多くの企業がAIの活用を検討していますが、JedoxとWorkday Adaptive Planningはともに、AI領域に対して世界規模の莫大な投資を続けています。

特筆すべきは、その進化のスピードと網羅性です。特定の市場のみをターゲットとした国内製ツールと比較し、世界中の膨大なベストプラクティスを取り込みながら進化し続ける両製品のAI機能は、予測精度やデータの処理能力において圧倒的な優位性を持っています。

「AIをどう経営に組み込むか」という問いに対し、両者はそれぞれ異なる、しかし非常に強力なアプローチを提供しています。


判断理由の説明可能性が重要 → Jedox

  • 説明可能な AI: AI の判断根拠を人間が理解可能
  • 需要予測: 過去データから需要パターンを自動抽出
  • 相関関係の特定: 人間では気づきにくい変数間の関係を発見
  • バイアスの排除: 統計的な予測で属人的な判断を補正

JedoxAI の最大の特徴は、その「説明可能な AI」というアプローチです。AI の判断根拠を人間が理解できる形で提示するため、なぜその予測値が算出されたのかを後から検証できます。過去データから需要パターンを自動抽出し、人間では気づきにくい変数間の相関関係を特定することで、より信頼性の高い予測値を提供します。統計的な予測で属人的な判断を補正し、バイアスのない客観的な計画策定を支援します。

製造業での活用事例としては、需要予測の精度向上による在庫最適化が挙げられます。原材料価格の変動予測と仕入れ計画の最適化、生産計画と販売計画の自動調整など、現場のオペレーションに直結する意思決定を支援します。Jedox CEO の Kay-Ingo Greve 氏は「AI は人間を置き換えるのではなく、判断の根拠となる『証拠(Proof)』を強化し、透明性を高めるために活用されるべき」と述べており、この哲学が製品設計に反映されています。


予測精度の自動化が重要 → Workday Adaptive Planning

  • 統計的予測: 過去実績に基づく自動予測モデル
  • 機械学習連携: 外部 AI サービスとの連携で精度向上
  • ドライバーベース計画: 経営ドライバーに連動した自動計画
  • 予測分析: 傾向分析と将来予測の自動生成

Workday Adaptive Planning の AI 機能は、過去実績に基づく統計的予測モデルを中核としています。機械学習サービスとの連携により予測精度を向上でき、経営ドライバーに連動した自動計画(ドライバーベース計画)も可能です。傾向分析と将来予測の自動生成により、財務計画の効率化を実現します。

財務部門での活用事例としては、売上予測の自動生成と予算への反映が代表的です。人件費・経費の傾向分析と計画、キャッシュフロー予測と資金計画など、財務計画に特化した機能を提供します。クラウドベースのアーキテクチャにより、常に最新の AI 機能を利用でき、定期的なアップデートで精度が継続的に改善されます。

▶経営企画の働き方を一変させる、予実管理の生成AI機能がリリース(2025年)


POINT4:設計思想

自社のこだわりや複雑な業務フローを再現する『カスタマイズの深化』 → Jedox

  • Industrie 4.0 の思想: 物理的な現場とデジタルの統合
  • エンジニアリングへのこだわり: 緻密な設計と堅牢な実装
  • 現場重視の姿勢: 現場のデータを経営に直結
  • 品質基準の高さ: 長期にわたる安定運用を前提

Jedox は「Industrie 4.0」の文脈から生まれたソリューションで、物理的な現場とデジタルを統合する思想が根底に流れています。エンジニアリングへのこだわりが緻密な設計と堅牢な実装に現れており、現場のデータを経営に直結させる現場重視の姿勢が特徴です。品質基準の高さは長期にわたる安定運用を前提としており、ドイツの製造業が持つ「一度作ったシステムは長く使い続ける」という文化を反映しています。

日本の製造業との親和性が特に高い理由はいくつかあります。まず、「カイゼン文化」と「Industrie 4.0」に共通する継続的改善の思想があります。現場の緻密な管理を大切にする価値観、長期視点でのシステム投資判断も共通しています。さらに、日独共同声明(ハノーバー宣言)に基づく技術協力が長年続けられており、国家レベルでの協力関係がバックグラウンドにあります。これらの共通点により、日本の製造業は Jedox を「自分たちのやり方に合うツール」として自然に受け入れられるのです。

▶ドイツの国家構想『Manufacturing-X』の衝撃|製造業DXの現在地とJedoxが実現するデータ共有基盤


世界のベストプラクティスに自社を適応させる『アジャイルな進化』 → Workday Adaptive Planning

  • クラウドファースト: クラウドネイティブな柔軟なアーキテクチャ
  • アジャイル開発: 迅速な機能追加と改善
  • ユーザーエクスペリエンス: 直感的で使いやすい UI/UX
  • エコシステム連携: 他クラウドサービスとのシームレスな統合

Workday Adaptive Planning は、クラウドネイティブな柔軟なアーキテクチャを特徴とする、米国発のソリューションです。アジャイル開発による迅速な機能追加と改善を続け、直感的で使いやすい UI/UX を追求しています。エコシステム連携も重視しており、他クラウドサービスとのシームレスな統合により、企業のデジタルトランスフォーメーションを包括的に支援します。

日本企業での活用メリットは、迅速な導入で早期に効果を実感できる点です。洗練された UI によりユーザーの抵抗感を低減でき、クラウド環境でのセキュアなデータ管理を実現します。グローバル標準のベストプラクティスをすぐに導入できるため、国際的な会計基準やコンプライアンス要件への対応も容易です。変化の激しい現代のビジネス環境において、柔軟に適応し続けることができるのが、クラウドファーストの設計思想の強みです。


それぞれのツールが向いている企業

✅ Jedox が向いている企業

以下のような課題や要件がある企業には、Jedox が適しています。

  • 複雑な BOM 管理が必要(製造、リテール、サービスなど)
  • 生産・販売・在庫(S&OP)と財務計画を高度に同期したい
  • 現場主導と全社統合の両立を図りたい
  • 多軸管理(製品別・拠点別・工程別)が必要
  • ドイツ流の堅牢な設計思想を重視

Jedox は、製造業の複雑な物理的現実をデジタル上で整合させるアーキテクチャを備えています。ドイツの合理的な設計思想に基づき、経営管理の高度化を支援します。


✅ Workday Adaptive Planning が向いている企業

以下のような課題や要件がある企業には、Workday Adaptive Planning が適しています。

  • 全社的な財務ガバナンスの迅速化を図りたい
  • 組織全体の PDCA サイクルを高速化したい
  • クラウドネイティブな柔軟性を重視
  • 洗練された UI で導入を容易に

Workday Adaptive Planning は、クラウドネイティブな柔軟性で、財務計画の迅速な集計・可視化を得意としています。


まとめ:自社の「流儀」に最適なパートナーを選ぶ

JedoxとWorkday Adaptive Planningは、どちらも世界中の企業で採用されている最高峰のCPMツールですが、その設計思想と得意とするアプローチは明確に異なります。

特徴JedoxWorkday Adaptive Planning
得意な領域現場の緻密な管理・複雑な配賦
(ボトムアップ型)
全社財務計画・予算ガバナンス
(トップダウン型の統制)
主な業界製造(BOM)・リテール・物流・サービスIT・金融・サービス・大企業全般
Excelへの姿勢Excelを最強の武器へ進化させる
(既存資産の活用と高度化)
Excelから脱却しWebで標準化する
(属人化排除とガバナンス強化)
AI機能AI機能
(判断根拠の可視化と根拠の強化)
予測の自動化
(統計モデルによる迅速な計画策定)
設計思想精緻なエンジニアリング
(複雑な業務フローへの適応)
アジャイルな進化
(ベストプラクティスへの即時適応)

どちらを選ぶべきか?

  • 「現場の複雑なロジックを忠実に再現し、精緻な原価計算や配賦を行いたい」、あるいは「使い慣れたExcelの操作感を維持しつつ、データの一元管理を実現したい」と考えるなら、Jedoxが強力な武器となります。
  • 「財務部門主導で全社の予算編成をスピーディに標準化したい」、あるいは「属人的なExcel運用から完全に脱却し、クラウドネイティブな環境で経営の意思決定を加速させたい」なら、Workday Adaptive Planningが最適です。

両製品とも、グローバルリーダーとして莫大な投資をAI領域に続けており、特定の市場に閉じた国内製品では到達できないレベルの予測精度と拡張性を提供しています。

Shearwater Japanは、JedoxとWorkday Adaptive Planningの両製品に精通したプロフェッショナルチームです。

私たちは「製品を売ること」が目的ではありません。お客様のビジネスモデル、現場の課題、そして将来のビジョンを深く理解した上で、どちらのツールが(あるいは両者の組み合わせが)貴社の成長を最も加速させるかを、客観的な視点で共に考え、提案いたします。

経営管理のDXは、単なるツール導入ではなく「経営のあり方」を決めるプロセスです。貴社にとって最適な選択を、私たちが全力でサポートします。

▶お問い合わせはこちら


クラウドソリューションの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japan株式会社は、アジアを代表するワンストップのDXコンサルタント会社であり、14年以上にわたり、財務自動化プロジェクトや、企業のワークフロー自動化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきました。
2012年の設立以来、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、日本、韓国の各地域のクライアントと、Oracle NetSuite(https://www.netsuite.co.jp)、Workday Adaptive Planning(https://www.workday.com)、Workato(https://workato.jp)などの導入パートナー企業として、共に急成長を遂げてきました。
プロジェクト管理、コンサルティング、開発、他システムとの連携等を全てワンストップサービスで提供でき、自社海外拠点(中国、シンガポール、台湾、マレーシア)があるため海外展開先でも手厚いサポートに実績がございます。

Jedoxやクラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また 当社では 現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください!

<参考情報FP&A PBR netsuite erp

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

https://netsuite1.sw-lp.com/

DXを実現するクラウドソリューションについてはこち

【後編|社員インタビュー】フレックス・在宅勤務で叶える子育てとキャリアの両立

子育て中でも挑戦を続けられる環境とは

Adaptive事業部でプロジェクトマネージャーを務めるY.Iさん。
産休・育休を経て復帰した現在は、PMとして案件をリードするだけでなく、採用や育成、チーム運営にも力を注いでいます。
子育てとキャリアの両立をどのように実現しているのか、そしてSWJという会社の魅力についてお話を伺いました。

記事前編では、Workday Adaptive Planningの魅力や、印象に残っているプロジェクトについて語っていただきました。
こちらもぜひご覧ください!
▶前編を読む


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


入社2年目での産休・育休取得と復帰後のキャリア

── 入社2年目で産休・育休を取得されたと伺いました。当時のことを教えていただけますか?

Y.I:
はい。産休前は体調に合わせて柔軟に働かせてもらえて、とても助かりました。
たとえば早退が必要なときも理解してもらえましたし、その分は別の日に補填できるように調整することができたので、
精神的にもすごく楽でしたね。
事業部は当時3名ほどしかいなかったのですが、周囲のサポートがあったからこそ安心して出産に臨めました。

── 復帰のタイミングはどうされたのですか?

Y.I:
子どもが保育園に入園できたタイミングで復帰しました。
復帰後すぐに、すかいらーく様の導入プロジェクトにPMとしてアサインされたんです。
ちょうど1年がかりの大きな案件で、プライベートでは初めてのことばかりという状況だったのですが、
在宅勤務を活用できましたし、柔軟に休みを取れる環境もあったので、子育てとの両立もなんとかできました。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── かなり大変な状況にも思えますが、どのように乗り越えられたのでしょう?

Y.I:
もちろん大変ではなかったとは言えないのですが…同じように子育てをしているメンバーがチームにいたことが大きかったと思います。
お互いの状況を理解し合えましたし、急な休みにも自然とフォローし合える体制がありました。
働き方を一律に決めるのではなく、それぞれの事情に合わせて調整ができる環境は本当にありがたかったですね。


Adaptiveチームの自律型文化とチーム運営の工夫

── Y.Iさんが率いるAdaptiveチームについて教えていただけますか?

Y.I:
現在は私を含めて6名のチームで、1名は育休中です。
偶然ですが全員が既婚者で、そのうち子育て中のメンバーも多いんです。
そうした背景もあって、お互いの事情を理解し合える雰囲気が自然にできていますね。

── チーム作りで大切にしていることは何でしょう?

Y.I:
年齢や立場に関係なく、誰もが気兼ねなく意見を言えるチームであることです。
実は前職では、上司に意見を言いづらい雰囲気があって…。
その反動もあって、「声を出しやすい環境」をすごく意識するようになりました。

またShearwaterは個々の自律を前提とした環境があります。
だからこそ、私たちAdaptiveチームでは自分たちでルールを作る文化が根付いています。
昨年も「新入社員の引き継ぎ資料」や「困ったときに悩まずに済むルール」などをメンバーと一緒に整備しました。
上から与えられるのではなく、みんなで試行錯誤しながら形にしていくスタイルです。


子育てと仕事の両立を支えるフレックス制・在宅勤務の活用

── 実際に子育てとキャリアの両立という面ではどうでしょう?

Y.I:
特に女性の場合、ライフステージの変化でキャリアをあきらめざるを得ないことが少なくないと思います。
しかしShearwaterの働き方であれば、本人の意思や姿勢次第でキャリアアップを十分に目指すことができます。
一般的には子どもを持つと時短勤務を選ばざるを得ず、その結果給与が減り、キャリアが停滞してしまうケースも多いと思います。
一方、Shearwaterではフレックス制と在宅勤務を活用することで、「給与が減ってキャリアが止まる」といった一方通行ではなく、
柔軟に働きながら挑戦を続けられる環境があります。

──実際に女性ならではのライフステージの変化を経験しているIさんがリーダーなのは、チームメンバーにとっても心強いことのように思います。

そう思ってもらえているかはわかりませんが、少しでもメンバーの支えになればと思っています。
私自身もメンバーの負荷を把握して、タスクを分散させるようには意識しています。
だからこそ全員がモチベーション高く働くことができるし、子どもがいないメンバーにとっては
「将来自分が子どもを持つ選択をしたとしても、安心して働ける」と感じてもらえる環境になっていくのではないかと想像しています。
もちろん、この柔軟な働き方は「子育て」というライフステージだけに限らず、
社員それぞれのライフスタイルに応じて活用できる体制なのではないかと思います。


Shearwater Japan社内の雰囲気

──Shearwater Japan全体について、どんな印象ですか?

Y.I:
まず、社長であるバソさんとの距離の近さですね。社長らしさというよりも親しみやすさがあって、壁を感じずに相談できます。
私は「目標面談」の相手がバソさんなのですが、その場で愚痴も言えるくらいフランクです(笑)。
常に忙しいはずなのに、親身になって話を聞いてくれる姿勢はありがたいですね。

目標面談制度

SWJでは1年ごとに全社員が目標設定を行う。3か月ごとに面談を行い、進捗状況を確認しながら組織全体の目標達成を目指す。【目標設定は上長から押し付けられるものではなく、社員自らが主体的に、かつ納得感のある目標とすること】【「無理はしないがチャレンジを要する」ラインを上長と話し合って設定すること】などがルールとして定められている。

──社員同士の雰囲気はどう感じていますか?

Y.I:
基本的にみんな親切で、良い人ばかりです。
リモートワークが多いため、日常的に顔を合わせる機会は少ないのですが、研修や社内イベントで触れ合うとその人柄を実感します。
バックグラウンドが多様なメンバーが集まっているのも、とても面白いですね。


今後の課題と成長を共に支える仲間への期待

──制度面や働き方についてはどうですか?

Y.I:
制度はまだ整備の途中ですが、逆に言えば過剰にルールが厳しくないので、自分のスタイルで柔軟に働けます。
Adaptiveチームのように、チームごとでルールを作る文化も根付いているので、
個々の自律が前提になっている点は、良いところだと思っています。

──Adaptiveチームは「自分たちで整備しよう」という意識が強い印象です。

そうですね。プロジェクトによって状況は変わりますが、比較的柔軟に働けるため、モチベーション高く取り組めていると思います。
子育て中でもフレックス制や在宅勤務を活用しながら挑戦を続けられるのは、とてもありがたい環境です。
その環境を最大限に活かして、リーダーとしてはメンバーがやりがいを持って働けるよう、働きやすいチームであり続けたいと常に意識しています。

──Adaptiveチームに、今後どんな人に加わってほしいと考えていますか?

プロジェクトマネージャー、もしくはその補佐の経験がある方が来てくださると心強いですね。
システムの経験が少なくてもとっつきやすい部分はありますが、やはり導入をリードする立場として、
経験豊富な方に来ていただけると嬉しいです。
一方で、他のシステムで導入経験がある若手の方も歓迎です。
「開発中心で経験を積んできたけれど、導入全般に挑戦してみたい」という方にとっても、学びや成長の機会が多い環境だと思います。

──求める人物像はありますか?

人柄の面では、Adaptiveチームは完全リモートで活動していることもあり、主体性を持って自発的に動けること、
そして周りと積極的に関わろうとする姿勢があることが望ましいと思います。
消極的だと評価が難しい場面もあるので、コミュニケーションを前向きに取れる方にぜひ来ていただきたいです。

──その上で、今のSWJに足りないものは何だと思いますか?

Shearwaterの良さは「変にルールが厳しくない自由さ」だと思うので、その雰囲気は大切にしたいです。
社員の意見をきちんと吸い上げながら、みんながさらに安心して働ける会社に整えていきたいですね。
また、バソさんも常に全力で走っているので、バックオフィスやマネジメント面を強化できれば、
より組織としてバランスが取れるのではと感じています。


自律と柔軟な働き方を大切にするチームに参加しませんか?

子育てとキャリアの両立、そして自律を前提とした働き方。

Y.Iさんの言葉からも伝わってきたように、Shearwater Japanには「個々の事情を尊重し合いながら挑戦を続けられる」文化があります。

事業の成長にあわせて、私たちの組織も日々進化しています。
制度や仕組みはすでに整備が進みつつあり、社員の声を取り入れながらより使いやすく、働きやすい形へとアップデートを続けています。

自由度の高さと自律を重んじるカルチャーはそのままに、誰もが安心して長く活躍できる環境へ。
そして挑戦を後押しする仕組みをさらに磨き、組織としての基盤を強めていくこと。
その未来を共に描き、形にしてくださる仲間を、私たちは心から歓迎しています。

▶Shearwater Japan 採用情報


Workday Adaptive Planningの導入は、Shearwater Japanにお任せください!

Shearwater Japanは、アジアにおける受賞歴のあるWorkday Adaptive Planningソリューション プロバイダーであり、
意思決定を最適化し、優れたビジネス成果を達成するための財務計画および分析手順の強化を支援してきた 14 年以上の経験を有しています。
当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
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社員インタビュー/Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

【前編|社員インタビュー】Adaptive事業部リーダーが語る「お客様の自走を支えるDX」への思い

「導入して終わり」にしない。
Adaptive事業部が目指す自走型のシステム運用とは

急速に進むDXの波の中で、企業に求められているのは「導入して終わり」ではなく、自ら運用し成長させていけるシステムです。
Shearwater JapanでAdaptive事業部をリードするY.Iさんは、これまで数多くの導入プロジェクトを担当し、
「お客様が自走できること」を常に大切にしてきました。

本記事の【前編】では、長年携わる中で感じているWorkday Adaptive Planningの魅力、
さらに印象に残るプロジェクトとしてすかいらーくホールディングス様の事例について伺います。

後編▶子育てと仕事の両立、SWJの風土やチームについてはこちら


 


社員プロフィール Y.Iさん(Adaptive事業部 リーダー)

大手SIerにてプログラマー、システム導入SEとしてキャリアをスタート。会計システムを中心に開発から導入支援、ユーザー対応まで幅広く経験を積む。その後、業界をシフトして利用者側の視点を磨きつつ、2017年より連結会計システム企業にてAdaptive事業に参画。立ち上げメンバーとして日本での導入支援を牽引し、英語力を活かした海外法人との連携や自己学習を通じて専門性を深める。2020年にShearwater Japanへ入社。現在はAdaptive事業部リーダーとして、導入支援から人材育成、事業部のマネジメントまで幅広い領域を担っている。


経歴とAdaptiveとの出会い

── 本日はよろしくお願いします。まずは、Y.Iさんのこれまでのご経歴について簡単に教えていただけますか?

Y.I:
新卒でSIerに入社し、プログラマーやシステム導入のSEを経験しました。
会計システムを中心に、お客様への操作説明や問い合わせ対応も行っていました。
その後は業界を変えつつ、システムの利用者側の視点も学び、
2017年からはWorkday Adaptive Planningに携わるようになりました。
今はShearwater JapanでAdaptive事業部のマネジメントを担当していて、Adaptiveに関わって9年目になります。

── 9年もAdaptiveに関わっていらっしゃるんですね。Workdayの日本法人設立が2013年なので、国内で導入に関わっていらっしゃる方の中でも長い経歴ですよね。

Y.I:
気づけばそうですね…途中産休と育休も挟んでいるので日々じっくりと考えることってなかったですが、
振り返ってみると9年って長いですね。縁が重なって、という感じです


Adaptiveの魅力とは──
「ユーザーフレンドリー」と「自走できる仕組み」

── 実際に導入支援をされる中で、Workday Adaptive Planningのどんなところが魅力だと感じますか?

Y.I:
一番の魅力は「ユーザーフレンドリー」な点です。
システムではあるものの、ノーコードでほとんどの機能が完結するため、
Excelを業務で使っている方なら直感的に操作できますし、専門的なコーディング知識がなくてもすぐに活用できます。

── なるほど。一般的な業務システムだと、どうしても「専門知識がないと難しい」というイメージがありますよね。

Y.I:
そうなんです。他の製品だと「簡単だけど機能が限られる」か「高機能だけれどコードが必須」というケースが多いのですが、
Adaptiveはその中間に位置しています。
例えば仕様変更があっても都度コーディングを依頼する必要はなく、導入後はお客様自身で運用や設定変更が可能になる。
つまり「ベンダーに依存しすぎない」点は大きなメリットだと思います。

── それなら導入後の拡張性や持続性も高そうですね。

Y.I:
まさにその通りです。Adaptiveはパッケージ製品なので、例えば「この画面にボタンを増やしたい」といった個別アドオンはできません。
ただ、その代わりに年2回、Workdayによる機能強化を享受できるのが特徴です。
お客様自身がコミュニティで改善提案でき、採用されれば製品の標準機能に反映される。
ベンダー由来の不具合が少なく、使い方次第でどんどん自社運用を進められる点も、多くのお客様に喜ばれていますね。


導入支援で大切にしていること──伴走型トレーニング

── なるほど。導入支援の際に特にこだわっていることはありますか?

Y.I:
「お客様に製品を理解していただくこと」を何より大切にしています。
そのため、私たちが全部やってしまうのではなく、プロジェクトの中で一緒に手を動かしていただくんです。
たとえば、お客様が普段Excelで管理しているシートを実際にAdaptiveに取り込んでもらう。
そうすることで「自分ごと」として体感していただけるようにしています。

── 実際に使いながら学んでもらうスタイルなんですね。具体的にはどんな形でトレーニングを行っているのでしょうか?

Y.I:
管理者向けのトレーニングを必ず用意しています。
基本的には2時間×3回ほどのセッションで、基礎的な操作を実際に作業しながら学んでいただきます。
動画マニュアルも用意していて、あとから復習できるようにしています。
特に難しい設定の場合は、そのお客様向けに内容をカスタマイズすることもありますね。

── 受講される方にとっては、システム特有の「難しそう」という先入観もありそうですが……。

Y.I:
まさにそこは意識していて、なるべく「システム=難しい」と思われないように工夫しています。
操作画面をシンプルに見せるようにしたり、質問されていないことはあえて説明しすぎないようにしたり。
まずは「使ってみたら意外と簡単」と思っていただくことが大切だと思っています。


Shearwater Japanならではの強み

── 他社と比べたときの、SWJならではの強みはどこにあるでしょうか?

Y.I:
ユーザー向けのマニュアルや動画を自社で整備していることだと思います。
特にマニュアルについては、Workdayから年2回行われるアップデートにあわせて随時更新しています。
システムは「導入して終わり」ではなく、日々進化するものです。
その変化をキャッチアップできる環境を提供できることが、SWJならではの価値だと思っています。


すかいらーくホールディングスのDX事例

── 印象に残っている導入プロジェクトはありますか?

Y.I:
はい。育休から復帰した直後に担当した すかいらーくホールディングス様のプロジェクト が特に印象に残っています。

株式会社すかいらーくホールディングス
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など多くのブランドを展開する、世界最大規模の直営レストランチェーン。中長期の成長戦略として DX を推進しており、その一環として Workday Adaptive Planning を採用。Shearwater Japanが導入パートナーを務め、IさんがPM(プロジェクトマネージャー)を担当した。プロジェクトは2023年2月から始まり、2024年1月に本稼働を迎えた。
採用当時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000054513.html

── まさに日本を代表する外食企業でのDXプロジェクトですね。どんな課題を解決されたのでしょうか?

Y.I:
導入以前は、数千店舗の損益計算書(PL)が経営陣向けと店舗向けで二重に存在していて、
共通の課題認識を持つことが難しい状況でした。
また、予算や月次見通しを作成するたびに膨大なExcelファイルを収集・集計しなければならず、
データ処理だけで3日以上かかっていたそうです。

── それがAdaptiveでどう変わったのですか?

Y.I:
まず、PLを一元化したことで経営層と店舗が同じ指標を見られるようになり、課題や対策を共通認識として持てるようになったと伺っています。
さらにグループ全体の計画・実績データを一元管理できるようになり、状況把握が格段にスピーディーになったそうです。
特に大きかったのは、月次見通しの作成にかかっていた3日以上の作業が、数時間に短縮されたという点です。
分析の精度も高まり、迅速かつ的確な経営判断につながるようになったとお聞きしています。

── 導入効果が非常に分かりやすい事例ですね。プロジェクトを振り返って、どんな点が印象に残っていますか?

Y.I:
プロジェクトは約1年にわたる大規模案件で、関わるメンバーも多く管理の難易度が非常に高かったです。
データ量も膨大で、構築方法を工夫する必要がありました。
当時はリソースも限られており大変な時期もありましたが、チームで協力しながら大きな遅延なく稼働にこぎつけることができました。

現在も定期的にメンテナンスを続けていて、長期的なパートナーシップを築けていることを嬉しく思います。
復職直後で子育てとの両立もありましたが、在宅勤務や柔軟な休暇制度、
そして同じく子育て中のメンバーの支えがあったからこそ乗り越えられたと思っています。


今後の展望──お客様自身で拡張できる未来へ

── 最後に、「こんなお客様にこそAdaptiveを届けたい」という理想像があれば教えてください。

Y.I:
そうですね。たとえば「Excelでの集計に時間を取られすぎて、本来やりたい分析にまで手が回らない」という企業や、
「システムを作り込みすぎて柔軟性を失ってしまっている」企業にこそ最適だと思います。

── なるほど。確かに、どちらも多くの企業が直面している課題ですね。

Y.I:
はい。Adaptiveは最初の導入には一定のコストがかかりますが、その後はお客様自身で拡張・運用していけるのが大きな特徴です。
いわば「お客様の中にノウハウを残していけるソフトウェア」なんです。
稼働後にベンダーに依存しすぎることなく、自社のスピードで改善や追加開発ができるという点は、他の製品にはない魅力だと思います。

── つまり、「導入して終わり」ではなく、そこから自分たちで使いこなし、成長させていけるのですね。

Y.I:
その通りです。私自身の理想は、お客様が稼働後に自分たちの力で運用し、拡張していけるようになること。
そのために私たちは、最初の一歩を伴走しながら支援していきたいと考えています。
システムを難しく感じさせないよう、シンプルに伝え、一緒に手を動かすことで
「自分たちでもできる」という感覚を持っていただけると嬉しいですね。


次回は子育てとキャリア、そしてSWJのカルチャーへ

今回のインタビュー【前編】では、9年間にわたりWorkday Adaptive Planningに携わってきたY.Iさんの歩みと、
お客様に「自走できる仕組み」を残していきたいという強い想いをお届けしました。

導入の場面で単にシステムを構築するのではなく、お客様自身が手を動かしながら学び、
稼働後も自分たちで拡張・改善していけるよう伴走する――。
その姿勢は、すかいらーくホールディングス様のような大規模案件においても成果を上げ、
予算策定から経営判断までのスピードを大幅に向上させる結果につながっています。

「ベンダーに依存せず、自社で育てていけるシステム」というAdaptiveの特長を最大限に活かし、長期的にお客様に価値を提供していく。
その考え方は、Shearwater Japanが大切にしている姿勢そのものだと言えるでしょう。

次回【後編】ではテーマを変えて、子育てとキャリアの両立、そしてShearwater Japanならではのカルチャーに迫ります。
ぜひ後編もお楽しみにしてください。


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当社の経験豊富なコンサルタントは、200を超える財務計画および分析の導入成功の実績を持ち、
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シンガポール発ケーススタディ:急成長企業が選んだ次世代FP&Aとは

Excel依存からの脱却:急成長企業が選んだ次世代FP&Aとは【Workday2025年最新事例】

Excelは“敵”ではなく“味方”にできる

2025年現在、米中間の関税再交渉や地政学的な緊張、サプライチェーンの不安定化などが重なり、市場シェアの獲得はこれまで以上に難しくなっています。加えて、生成AIや自動化の急速な普及により、競合他社の動きも加速。技術とスピードの差が、そのまま競争力の差となる時代です。

こうした状況下では、従来型の財務プロセスはリスクを高め、成長のボトルネックにもなりかねません。特に、2025年の関税不確実性が広がるシンガポールでは、ファイナンス部門に求められるのは旧来のツール以上の力。戦略を実行に移すための“次の一手”が必要です。

従来型の財務ビジネスといえば、Excelを使用した管理が一般的でした。もちろん、Excelをすべて排除する必要はありません。
むしろ、Workday Adaptive PlanningのようなFP&Aソリューションに統合することで、Excelと共存しながら効率的な予算策定が可能になります。

では、なぜ組織が成長するとExcelがボトルネックになるのでしょうか?
シンガポールのeコマース業界で急成長を遂げた、ある企業のリアルな事例を見てみましょう。



急成長が招いた「Excel地獄」

テクノロジーを活用したシンガポールのある物流企業は、eコマース需要の拡大と共に急成長しました。
しかし、予算編成は16部門がそれぞれ異なるExcelファイルで管理していたため、プロセスが断片化。
標準テンプレートを使用していても、数式エラーやデータ不整合が発生し、統合に時間がかかる上に信頼性も低下していました。


Workday Adaptive Planningが変えたこと

同社は財務システム全体の刷新を決断。
重視したのは「正確で安全、かつ統合されたデータを提供できる」先進的なプラットフォームの導入でした。

複数の選択肢を検討した結果、データの一元化、エラー削減、部門間の協働強化に強みを持つWorkday Adaptive Planningを採用。
バラバラだったExcel運用から脱却し、“1つのプラットフォーム”に統合することで、組織全体の財務力を底上げしました。


導入の成果:現場の声が証明する変化

Workday Adaptive Planningの導入により、この事例では以下のような成果を得ることができ、さらなる事業の拡大に貢献することができました。

✅ 予算策定サイクルを10%短縮
✅ 四半期予測のスピードと精度が向上
戦略的分析に使える時間が増加
手作業を減らし、より深い洞察を獲得
✅ ダッシュボード活用によるチーム間の連携強化
✅ シナリオプランニングの迅速化


FP&Aの未来を語るイベント開催:Workday Elevate Tokyo 2025

今や競争力を維持するために、柔軟かつ統合的な財務計画ツールは「あると便利」ではなく「なくてはならない」存在に。
レガシーシステムでは、変化の激しい市場に対応できません。
2025年5月29日(木)に開催される「Workday Elevate Tokyo 2025」では、現在来場予約を受付中。最新のFP&A動向やAI・データ分析の活用、グローバル経済の変化に対応するための戦略的視点を、基調講演やトークセッションでお届けします。
Workday Adaptive Planningが、どのように企業の財務部門を進化させるのかを知る絶好の機会です。

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📅 開催概要


💡 Shearwater Japanの出展内容

AIで予実分析、業績予測、グラフを自動生成!
すかいらーく様、SHIFT様、Terumo様をはじめとした上場企業の成長を、弊社はDXで支援してきました。

ビジネスの変化が加速する中、企業は組織改革の頻度も増加。既存事業の強化に加えて、多角化や海外展開など、複雑化する経営環境に対応するため、予算管理・業績予測・予実分析の重要性がますます高まっています。

Shearwate Japanrが支援するWorkday Adaptive Planningでは、見通し精度を3%代にまで高めることが可能です。
予測精度を武器に、経営戦略へ集中できる企業のノウハウと成功事例を、当日ブースにて詳しくご紹介します!


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Workday Elevate Tokyo 2025出展のお知らせ

【出展のお知らせ】「Workday Elevate Tokyo 2025」にShearwater Japanが出展します!

イベントテーマ:AIで加速する人財と経営の変革

このたびShearwater Japan株式会社は、Workday株式会社が主催するフラグシップイベント「Workday Elevate Tokyo 2025」へ出展いたします。
本イベントは、AIテクノロジーを中心としたWorkdayソリューションの最新情報や、お客様やパートナーによるセッションや展示を通じて、未来を創る『人財』を軸としたビジネス変革を実現するためのヒントを人事、財務、ITそれぞれの視点からご紹介する一大カンファレンスです。最新のソリューションや導入事例を共有する場として、Shearwaterも出展し、Workday Adaptive Planningによる企業変革の実践をご紹介します。

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