Archives 2025

Shearwater Japanについて

当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム（ERP）、企業計画管理（EPM）、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

クラウドソリューションの導入にお悩みであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。

また当社では現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください！

＜参考情報＞

1. NetsSuite導入インタビュー Tableau IFRS

2. NetSuiteと他社のERPの違いを解説

DXを実現するクラウドソリューションについてはこちら

iPaaSとは？Integration Platform as a Serviceについてわかりやすく簡単に解説

by Shearwater Japan 1月 17, 2025

iPaaSとは

iPaaS（Integration Platform as a Service）は、複数のシステムやクラウドサービスを効率的に連携させるためのクラウドベースの統合プラットフォームです。

現代の企業では、CRM（顧客管理システム）、HRM（人事管理システム）、会計システム、ECサイト、マーケティングツール、オンラインオフィスソフトなど、さまざまな業務アプリケーションを利用しています。しかし、これらのシステムはそれぞれ異なる場所にデータが保存されており、他のシステムとの連携が難しい場合があります。

その結果、同じデータを何度も入力したり、システム間や部門間での情報共有がスムーズに行えなかったりといった課題が生じます。iPaaSは、こうした課題を解消し、データやプロセスの統合を通じて、業務全体のスムーズな運営を実現する仕組みです。

各システム間をつなぐ「橋渡し」の役割を果たし、複雑な業務フローの自動化と最適化を支援します。加えて、クラウドとオンプレミスの混在環境にも柔軟に対応できるため、企業のITインフラ全体の拡張性と柔軟性を高めることができます。

iPaaSの主な機能

データ連携と統合
異なるシステム間のデータを自動的に同期・変換し、部門間や業務間で一貫した情報の利用を可能にします。これにより、二重入力やデータの矛盾を防ぎ、業務全体の整合性を維持できます。
ワークフローの自動化
書類の送付、注文処理、レポート作成など、日常的な反復作業をiPaaSが仲介して自動実行します。作業負担の軽減と作業スピードの向上を同時に実現します。
リアルタイム処理
イベント駆動型のデータ処理によって、変更が即座に関連システムへ反映されます。常に最新の情報に基づいた判断ができる体制を整えられます。
ガバナンスとセキュリティ
アクセス権限の管理、データの暗号化、監査ログの取得などを通じて、データ保護とコンプライアンス遵守の仕組みを提供します。社内外のリスク対策にも有効です。

iPaaSの導入によるメリット

業務効率の向上
各種ツール間でのデータ受け渡しが自動化されることで、従来の手動作業や確認作業の時間を大幅に削減できます。業務のスピードアップと正確性の両立が可能です。
ヒューマンエラーの低減
データの転記ミスや登録漏れといった人為的なミスを防ぎます。正確な情報がリアルタイムで各所に共有されるため、業務全体の信頼性が向上します。
部門横断的な連携促進
組織内で利用されている複数のツールを横断的につなぎ、部門間の情報共有や共同作業を促進します。サイロ化された業務からの脱却を後押しします。
ITリソースの最適化
システム連携やバッチ処理の開発・保守に必要だった人的コストを削減し、ITチームはより戦略的な業務に集中できます。属人化の回避にもつながります。
クラウドとオンプレミスのハイブリッド対応
社内のオンプレミス環境と外部のクラウドサービスを橋渡しし、インフラの境界を越えた連携が可能になります。段階的なクラウド移行を支援する手段としても有効です。

iPaaS導入時の注意点

APIの提供状況確認
iPaaSは各システムのAPI（アプリケーションプログラミングインターフェース）を利用して連携を行います。対象システムがAPIを公開していない場合、連携が困難になるため事前に対応可否を確認しておく必要があります。
セキュリティの事前チェック
データの取り扱いに関わるため、暗号化や認証、通信経路の保護などのセキュリティ要件を満たしているかどうかの確認が重要です。とくに個人情報や機密情報を扱う業種では慎重な選定が求められます。
カスタマイズの柔軟性
自社独自の業務プロセスや運用ルールに合わせた設定や変更がどの程度可能かを見極める必要があります。テンプレートの柔軟性やフロー作成機能の自由度も比較のポイントとなります。

まとめ

iPaaSは、複数の異なるシステムやアプリケーションを連携させ、データや機能を統合するためのクラウドベースのプラットフォームです。

これにより、業務効率の向上やヒューマンエラーの削減、柔軟なシステム連携、スケーラビリティの向上など、さまざまなメリットを享受できます。

導入に際しては、APIの提供状況やセキュリティ対策、カスタマイズの柔軟性などに注意し、自社の業務プロセスに最適なiPaaSを選定することが重要です。

Shearwater Japanでは、クラウドソリューションの導入や自動化の支援において豊富な実績があります。DXを推進するうえでの第一歩として、iPaaSの活用をご検討ください。

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当社「Shearwater Japan」は14年以上にわたって自動化プロジェクトやデジタル化を支援するクラウドソリューションの導入に携わってきた経験を持つ、アジアをリードするワンストップのファイナンスデジタルトランスフォーメーションコンサルティング会社です。当社は、クラウド基幹業務システム（ERP）、企業計画管理（EPM）、勘定照合、決算プロセスの自動化、企業間財務統合、スタック統合、ワークフロー自動化プラットフォームであるOracle NetSuite、Workday Adaptive Planning、Workatoなどのクラウドソリューションを提供しています。

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また当社では現在、一緒に働くスタッフを募集していますので、 Shearwater Japan で働きたいとお考えの方は是非とも採用・キャリアのページからご応募ください！

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Celigoとは？

by Shearwater Japan 1月 13, 2025

Celigoとは、iPaaS主導の統合および自動化プラットフォーム

Celigoとは、iPaaS（Integration Platform as a Service：アイパース）と呼ばれるクラウドベースの統合プラットフォームサービスであり、クラウドソリューション、オンラインサービス、CRM、SFA、MA、もしくはオンプレミスの自社システムなどを様々なシステムやアプリケーションを統合し、連携させ、自動化できる部分を増やして、効率化及び最適化に特化したシステムです。

iPaaSは「サービスとしての統合プラットフォーム」と日本語で訳されることもあります。簡単に言うと、提供元や運営元の異なる複数のシステム、もしくはオンラインサービスやアプリケーションの間でデータをやり取りしたり、機能を連携・連動させたりするための「橋渡し役」や「パイプ役」をするクラウドサービスということです。

ンを利用するのが一般的になっています。例えば、顧客管理システム(CRM)、販売管理システム(SFA)、人事システム、会計システム、マーケティングオートメーションツールなど、オンプレミス（自社運用）のシステムもあれば、Salesforceやkintone、Marketoといったクラウドサービスも利用しています。

提供元の異なるシステムやアプリケーションはそれぞれが独立していること、データ形式が異なることなど様々な状況で連携がうまくいかないこと、すなわちデータサイロが発生してしまうというボトルネックがありました。結局、システムやアプリケーション間の接続がうまくいかないというデメリットが生じてしまっていたということです。

Celigoを導入することで、異なるシステムやアプリケーション間の接続が柔軟にできるようになり、スムーズな連携とデータの一元管理、リアルタイムなデータの共有、そしてさらなる高密度の自動化が実現できるようになります。

Celigoの導入とともに、その他のクラウドソリューションを導入することで、今までのビジネスよりもさらに加速化ができるようになり、利益は売上の到達までの時間の短縮、従業員やスタッフの負担の軽減、経営陣のリアルタイムな情報可視化による経営判断の迅速化など様々なことが手に入るようになるのです。

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上場を目指すfreee,salesforceユーザが、予実管理をエクセル運用からシステム化するまでのプロセスを動画解説

by Shearwater Japan 1月 11, 2025

新規上場[IPO]を目指すfreee,salesforceユーザが、予実管理をスプレッドシート運用からシステム化するまでのステップを解説（アガサ株式会社さま）

＜参考情報＞

1.クラウドワークス様の予実管理デジタル化プロセスをインタビュー Tableau IFRS

２）Salesforceユーザが管理会計をクラウド化。管理会計ツールの問題点と回避方法（記事解説）

３）上場企業のDX事例集はこちら＞＞

HCMとは？Human Capital Management：人材管理についてわかりやすく簡単に解説

by Shearwater Japan 1月 6, 2025

はじめに

企業の持続的な成長を支える経営資源、「ヒト・モノ・カネ」。中でも、最も重要かつ複雑な要素が「ヒト」です。従来の人事管理の枠組みを超え、人材を「資本」として捉え、その価値を最大化する経営手法として「HCM（Human Capital Management）」が今、大きな注目を集めています。本記事では、HCMの基本的な概念から、具体的な機能、導入のメリット、そして最新動向までを包括的に解説します。

HCM（人材資本管理）とは？

HCMとは「Human Capital Management」の略称で、日本語では「人材資本管理」と訳されます。これは、従業員を単なる労働力（資源）として管理するのではなく、それぞれが持つ知識、スキル、経験を企業の「資本」と捉え、戦略的に投資・活用することで企業価値の向上を目指す経営手法です。

HCMの考え方では、採用、育成、配置、評価、報酬といった一連の人事業務をデータに基づいて可視化・最適化します。これにより、個々の従業員の能力を最大限に引き出し、エンゲージメント（仕事への熱意や貢献意欲）を高めることで、組織全体の生産性向上と持続的な成長を実現する環境を整えるのです。

HRMとは何が違うのか？

HCMとしばしば比較されるのが「HRM（Human Resource Management：人的資源管理）」です。HRMは、給与計算や勤怠管理、福利厚生といった労務管理を中心とした、従来の管理的な人事アプローチを指します。従業員を「資源」として捉え、日々の業務を効率的に運営することが主な目的です。

一方、HCMは従業員を「資本」と捉え、その価値をいかに高め、企業の目標達成に繋げるかという戦略的な視点を持つ点で大きく異なります。HRMが守りの人事だとすれば、HCMは企業の未来を創る「攻めの人事」と言えるでしょう。

HCMシステムが持つ主な機能

HCMの理念を実現するために、多くの企業が統合的なITソリューションである「HCMシステム」を導入しています。これには主に以下のような機能が含まれます。

コア人事

給与計算、勤怠管理、福利厚生、身上異動などの基本的な人事労務情報を一元管理する機能です。これらの定型業務を自動化することで、人事部門の負担を大幅に削減します。

タレントマネジメント

HCMの中核をなす機能群であり、人材の価値を最大化するための戦略的な取り組みを支援します。

採用・オンボーディング: 応募者の管理から採用、そして新入社員が早期に組織に馴染むためのプログラムまでをサポートします。
育成・キャリア開発: 研修プログラムの管理（LMS）や、従業員一人ひとりのキャリアプランの設計を支援します。
業績評価: 目標設定（MBO）から評価の実施、フィードバックまで、公正で透明性の高い評価プロセスを構築します。
後継者育成（サクセッションプラン）: 将来のリーダー候補を発掘・育成するための計画的な人材配置を可能にします。

人材データ分析（ピープルアナリティクス）

従業員に関するあらゆるデータを収集・分析し、人材配置の最適化、離職率の予測、ハイパフォーマーの特性分析など、データに基づいた戦略的な意思決定を支援します。

HCM導入がもたらす3つの主要なメリット

HCMを導入することで、企業は以下のようなメリットを享受できます。

データに基づく戦略的な人事の実現: 点在していた人材情報が一元化されることで、組織全体の人材状況を正確に把握できます。これにより、勘や経験に頼るのではなく、データという客観的な事実に基づいた最適な人材配置や育成計画を立案することが可能になります。
従業員エンゲージメントと生産性の向上: 公正な評価制度や明確なキャリアパスは、従業員のモチベーションと満足度を高めます。自身の成長が会社の成長に繋がることを実感できるため、エンゲージメントが向上し、組織全体の生産性アップが期待できます。
業務効率化と人事部門の戦略的役割へのシフト: 定型的な人事労務業務をシステムで自動化することで、人事担当者はより付加価値の高い戦略的な業務（組織開発や人材育成計画など）に集中できるようになります。

HCMの最新トレンド

HCMの世界も常に進化しています。近年の主要なトレンドは以下の通りです。

AI（人工知能）の活用: 採用時の候補者スクリーニングや、従業員の離職リスク予測、個別最適化された学習コンテンツの推薦など、様々な場面でAIの活用が進んでいます。
従業員エクスペリエンス（EX）の重視: 従業員が企業で働く中で得られるあらゆる体験（EX）の価値を高めることが、優秀な人材の獲得と定着に不可欠であるという考え方が主流になっています。
スキルベースのタレントマネジメント: 従来の役職（ポジション）ベースではなく、従業員が持つ「スキル」を可視化し、それに基づいてプロジェクトチームの編成や人材配置を行う動きが加速しています。

まとめ

HCMは、単なる人事管理システムではなく、人材を企業の最も重要な「資本」と位置づけ、その価値を最大化することで企業成長をドライブする戦略的な経営手法です。

HCMの考え方や仕組みをビジネスに効果的に取り入れるためには、本記事で紹介したような様々な機能を有し、散在するデータを蓄積・可視化・共有できるクラウドソリューションの導入が不可欠です。未来を見据えた人材戦略の第一歩として、HCMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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